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虹の戦士号 in 台湾

ブログ花岡(海洋生態系問題担当) | 2011-01-18

海洋生態系問題担当の花岡です。 最後の航海に出ている虹の戦士号Ⅱ世は、太平洋を守るツアーの一環として台湾、香港、韓国を訪問します。特に太平洋は、生物多様性が豊かで美しい海洋環境を未来に残していかなければいけない地域ですが、過剰漁業と違法漁業の影響で海の環境が破壊され、特にマグロが深刻な危機に瀕しています。 そんな中、ただいま台湾を航行している虹の戦士号から報告が届きましたのでご紹介します。 グリーンピース・東アジアで海洋生態系問題を担当しているApp...

虹の戦士号、台湾で違法操業疑惑のあるマグロ冷凍運搬船を発見!

ブログ花岡(海洋生態系問題担当) | 2011-01-24

海洋生態系問題を担当しています、花岡和佳男です。 先日もお知らせしましたが、グリーンピースの船、虹の戦士号は現在台湾でマグロ漁業の実状を調査する活動をしています。 そんな中、私たちは、違法操業の疑いが極めて高いマグロ冷凍運搬船LUNG YUIN号(隆運號)を台湾の高雄港で発見しました。グリーンピースは、この違法漁船を台湾政府に通報し、その立ち入り調査と、まぐろ漁業の管理徹底を求めています。 私たちの通報に対して、台湾政府はどのような返事をしてくるので...

マグロ漁業問題―台湾市民、立ち上がる

ブログ花岡 和佳男 (海洋生態系問題担当) | 2011-01-28

海洋生態系問題担当の花岡です。 世界で一番多くメバチマグロを獲っており、違法漁業が大きな問題となっている台湾で、高雄港に停泊していたマグロ冷凍運搬船LUNG YUIN号(隆運號)に違法操業の疑いがあることを発見。台湾政府にその立ち入り調査と、まぐろ漁業の管理徹底を求めているグリーンピースの船、虹の戦士号から、最新レポートが届きました。   台湾政府、違法操業疑惑を 見ないふり   台湾政府はその運搬船を調査することもなく、マグロ...

オーストラリア・ツアー

ブログ鈴木徹 | 2011-02-17

こんにちは。グリーンピース・ジャパンのポリシーアドバイザー、鈴木徹です。 捕鯨の現状を伝えるために再度オーストラリアへ 市場需要と無縁で補助金頼みである日本の「“調査”捕鯨」が南極海で行われている中、オーストラリアのグリーンピース事務所から、「オーストラリアに来て、クジラ肉裁判の現状と日本国内の反応を話して欲しい」との誘いがありました。今回は二度目となります。 シドニーとキャンベラへと飛び、メディア取材対応や政府関係者とのミーティングなど多忙な一...

調査捕鯨船団、早期帰港の本当の理由

ブログ佐藤潤一 | 2011-02-18

こんにちは、事務局長の佐藤です。 本日、日本政府は調査捕鯨を中断し、捕鯨船団を日本に帰港させると正式に発表しました。政府はその理由を妨害活動としていますが、本当にそれだけが理由なのでしょうか? 内部告発者が語った早期帰港の本当の理由 私たちは、昨年12月の時点である内部通報者から「今年は調査捕鯨船の帰港を早めるようだ」という情報を入手し、そのことを 記者発表 していました。当時、内部告発者が語った早期帰港の真の理由は「消費の低迷が引き起こしたク...

鯨研、調査捕鯨によるクジラ肉販売が低迷 前期比18%減=事業報告書

ブログ佐藤潤一 | 2011-02-21

こんにちは、事務局長の佐藤です。 先週末掲載したブログ「調査捕鯨船団、早期帰港の本当の理由」には、大きな反響がありました。そしてこのブログを掲載した当日の2月18日、財団法人日本鯨類研究所(鯨研)が直近の平成21年度の事業報告書を新たに掲載しましたので、その財務諸表についても分析を記します。 ■調査捕鯨によるクジラ肉販売の「副産物収益」が18.1%も減少 鯨研が2011年2月18日に同研究所ホームページ上で公表した平成21年度事業報告書(平成2...

「やんばるの森」保護のために、環境NGOが合同声明

ブログ佐藤潤一 | 2011-02-23

こんにちは、事務局長の佐藤潤一です。     「やんばるの森」に米軍ヘリコプター着陸場所を6か所建設中 沖縄県北部にひろがる「やんばるの森」をご存知ですか?この森は、「ヤンバルクイナ」という絶滅危惧にある鳥が生息する森としてテレビでもよく取りあげられます。しかし、この生物多様性の宝庫である「やんばるの森」が米軍のヘリコプター着陸地(ヘリパッド)建設のために破壊されようとしていることは残念ながら、まだあまり知られていませ...

米大手スーパー「コストコ」、 持続可能な漁業のための調達ポリシー設定=市民の声届く

ブログ花岡(海洋生態系問題担当) | 2011-02-25

海洋生態系問題担当の花岡です。   おさかな大好きなみなさま、ビッグニュースです。   過剰漁業により水産資源状態の悪化が著しい昨今、巨大シーフードマーケット、アメリカで、魚食の持続性を追求する大きな前進がありました!   大手小売チェーンのコストコ社が、魚介類の調達方針を新たにして発表。新たな調達方針は、クロマグロや大西洋タラなど、資源状態の悪い魚介類12種を今後仕入れないなど、以前のものよりも大幅に環境負荷を考慮し、持続可能な漁...

「世界的な自然科学雑誌」のインタビュー

ブログ佐藤潤一 | 2011-03-01

こんにちは、事務局長の佐藤潤一です。 今日は、「世界的な自然科学雑誌」のTV版インタビューをグリーンピース・ジャパンの事務所で受けました。まだドキュメンタリー制作過程だということで、このメディアの名前をブログで書くことはできませんが、その品質で世界な評価を受けている雑誌のTV版です。グリーンピースは国際的に活動するNGOとして、このような海外メディアのインタビューを受けることが数多くあります。 今回、彼らが私に聞きたかったことは「調査捕鯨」について。日本の調査捕鯨...

漁業問題: 日本の消費者の声が数字になりました。

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-03-03

海洋生態系問題担当の花岡です。   私たちグリーンピースによる持続可能な漁業・漁食を推進する「SUSEA(Sustainable SEAfood)」キャンペーンチームは、今年に入ってから日本の消費者を対象とした「漁業問題や魚食に関する世論調査」を進めてきました。3月2日はその調査結果を東京事務所で発表し、大手マスメディアの記者さんらを対象に、SUSEAキャンペーンについての勉強会を開催しました。   漁業問題や魚食に関する街頭インタビュー ...

アメリカCostco社に続き、イギリスPrinces社&Asda社も、取り扱う魚介類に関する環境への負荷を軽減!日本の企業も続いてください!

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-03-10

SUSEA (SUstainable SEAfood)チーム、海洋生態系問題担当の花岡です。   どういうわけか、よりにもよってわたしの息子(3歳)はマグロが大好物…。 彼の世代が大人になった時にも、マグロをはじめ豊富な海の恵みが海にも、そして、食卓にも残っていることを願っています。   さて、欧米では最近、水産関係企業による漁業問題や海洋生態系問題への取り組みが活発です。 前回の米国大手会員制スーパーCostco社 に続き、...

調査捕鯨船の帰港と東北地方太平洋沖地震

ブログ佐藤潤一 | 2011-03-22

グリーンピース・ジャパン事務局長の佐藤です。 昨日、調査捕鯨母船・日新丸が帰港したと財団法人日本鯨類研究所が発表しました( 注1 )。 調査捕鯨船の乗組員または関係者には東北地方出身の方々が多いため、今回の東北地方太平洋沖地震で被災された家族や親族をお持ちの方も多いのではと察します。被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。 グリーンピースは、このような未曾有の災害時に調査捕鯨に対する意見の違いを議論している場合ではないと考えます。日本が直面しているこの災害...

グリーンピースの船「虹の戦士号」、福島第一原発周辺の海洋調査の実施へ

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-04-21

海洋生態系問題担当の花岡です。 福島第一原発の事故から約40日が経ちました。報道にもあるように、これまでにこの原発から大量の放射性物質が、大気だけでなく海洋にも流出されています。三陸の漁業は日本全体の水揚げの約1/4をまかなう一大産業。このたびの惨劇は、地域の暮らしや漁業に壊滅的打撃を与え、また日本および世界の魚食にも大きな影を落としています。 グリーンピースは独立した第三者の立場から、海中における放射性物質の拡散や底質調査を行い、被害を受けた方々が正当な...

虹の戦士号の旅の向こうに

ブログ宮地大祐 | 2011-04-22

写真)出発時に周辺の航行船を見張るダニエル・リゾッティ船長 みなさん、こんにちは。 ボランティアキャンペーンサポート担当の宮地です。 僕は、グリーンピースが所有する船「虹の戦士号」に乗船するために台湾を訪れました。今回、虹の戦士号に乗船する目的は、福島第一原発事故により引き起こされている海洋放射能汚染の調査に加わるためで、「海洋調査サポート」として乗船しています。 虹の戦士号には、エミリー・ジョンソン(船上チームリーダー)、イケ・タウリング(グリーンピース...

虹の戦士号乗組員それぞれの思いを乗せて

ブログ宮地大祐 | 2011-04-25

みなさん、こんにちは。 「海洋調査サポート」として虹の戦士号に乗船しています宮地です。 今回の虹の戦士号には世界12カ国から23人の乗組員が乗船しています。みながそれぞれの思いを持って、今回の調査にのぞんでいます 今回このブログで紹介する、ヤコブ・ナミンガ(グリーンピース・オランダ 放射線安全アドバイザー)とジェレミー・サットン・ヒバート(写真家)は、特別な思いを持って参加しています。 ヤコブは、3月にはじまった第1回放射線調査から参加しています。彼が最初に福島...

日本政府、グリーンピースの海洋調査を許可。しかし…

ブログ佐藤潤一 | 2011-04-28

こんにちは、事務局長の佐藤潤一です。 グリーンピースの調査船「虹の戦士号」(オランダ船籍、555トン)による 福島第一原子力発電所周辺における海洋調査ですが、日本政府から許可が下りました。 ただ、許可内容が調査海域を領海外(沖合約22キロより外)に限定するなど不十分なため 「虹の戦士号」を東京湾沖に停泊させ許可の再考を求めていくつもりです。 グリーンピースは、「虹の戦士号」の船籍国であるオランダ政府を通じて、 福島第一原子力発電所周辺の海域で、海洋の放射能汚...

虹の戦士号船長より日本のみなさんへ

ブログ宮地大祐(ボランティア・キャンペーンサポート担当) | 2011-05-01

(写真:(C)Jeremy Sutton Hibbert/Greenpeace) みなさん、こんにちは。 「海洋調査サポート」として虹の戦士号に乗船している宮地です。 4月29日現在、虹の戦士号は伊豆大島周辺を航行しており、日本政府に対して福島県沖での海洋調査許可をもらえるようオンラインアクションを行っています。ぜひ、こちらへのワンクリック署名をお願いします。 http://www.greenpeace.org/japan/ja/Action/...

【速報】虹の戦士号、茨城県沖を北上しながら海水調査を開始

ブログ佐藤潤一 | 2011-05-03

(写真:福島沖に向かう「虹の戦士号」に掲げられたサイン© Jeremy Sutton-Hibbert / Greenpeace) こんにちは、事務局長の佐藤潤一です。 今朝、グリーンピースの調査船「虹の戦士号」(オランダ船籍、555トン)は、茨城県沖を北上しながら、 海水を採取するなどの海洋調査を開始しました。 今日まで、日本政府がグリーンピースに許可したのは、沖合約22キロより外の日本の領海外のみ。 これでは、十分な海洋調査ができないのですが、でき...

海洋調査1日目 ~沿岸(領海内)での調査許可おりないままに~

ブログ宮地 大祐(ボランティアキャンペーンサポート担当) | 2011-05-04

(C)Jeremy-Sutton Hibbert/Greenpeace みなさん、こんにちは。 「海洋調査サポート」として虹の戦士号に乗船している宮地です。 「虹の戦士号」は本日朝6時20分より日本政府から調査許可の下りている領海外での海水採取作業を開始しました。 最初の海水採取は福島県いわき市沖南東30Kmの地点で虹の戦士号の甲板上から行いました。次に福島第1原発より南へ50Km地点に移動し再び採取。それより北はゴムボートを使用し、海水採取作...

海底の土から、通常の100~1000倍の濃度の放射性物質を検出

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-05-04

海洋生態系問題担当の花岡です。 5月3日、東京電力は 福島第一原子力発電所近郊(福島県南相馬市‐原発から約15キロと、福島県樽葉町‐原発から約20キロ)の海底の土から、通常の100~1000倍の濃度の放射性物質を検出した と発表しました。 東京電力は「高い濃度だ。環境への影響は、魚介類を採取して分析、評価したい」とコメント。調査や発表が遅いだけでなく、この発言も相変わらず緊迫感に著しく欠けています。海面の流れに乗ることなく海の底に沈んでいる核種は、半減期が...

海洋調査2日目~乗組員の信念~

ブログ宮地 大祐(ボランティアキャンペーンサポート担当) | 2011-05-05

(C)Jeremy-Sutton Hibbert/Greenpeace みなさん、こんにちは。 「海洋調査サポート」として虹の戦士号に乗船している宮地です。 海洋調査2日目の今日は、いわき沖東約40Kmの海域からスタートしました。 波が穏やかだったので、機動性のあるゴムボートを使用して海水と海藻の採取を行い、同時に虹の戦士号からも流されてくる海藻を採取しました。 この日の三陸の海は静まり返ったまま。 ...

ご協力お願い:海洋調査、菅首相は1万人の声を無視?

ブログ海洋生態系問題担当 花岡 | 2011-05-06

こんちには、海洋生態系問題担当の花岡です。 © Jeremy Sutton-Hibbert / Greenpeace   4月29日から始めた オンライン署名 「日本政府にお願い 虹の戦士号に調査許可を!」 には、 わずか1週間で8,000近くののご参加をいただきました。 さらに、日本のために グリーンピース本部が発信し、世界中のグリーンピースに広まった 首相官邸宛へのツイッター(Twitter)メッセージ は約3...

虹の戦士号 23人の仲間たち

ブログ宮地 大祐(ボランティアキャンペーンサポート担当) | 2011-05-08

【写真】海洋調査に参加した「虹の戦士号」の乗組員(C)Jeremy Sutton-Hibbert/Greenpeace こんにちは。 「海洋調査サポート」として虹の戦士号に乗船している宮地です。 「虹の戦士号」は3日間に渡る海洋調査を終えて東京湾内に停泊しています。 今回の調査結果は近日発表させていただく予定です。 日本政府に求めていた福島県沖日本領海内での底質、海水、海産物の調査の許可は下りず、許可対象内であった領海外(沖合22Kmより...

海藻類から高濃度の放射性物質を検出、すぐに対応を。

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-05-12

海洋生態系問題担当の花岡和佳男です。   1 キロあたり10,000ベクレルを超える海藻 グリーンピースの調査船「虹の戦士号」(オランダ船籍、555トン)は結局最後まで、 日本政府から領海内に入船する許可が下りることがありませんでした。 領海外(沖合22キロより外)での調査を行いましたが、福島第一原発から50キロ離れた沖合で浮遊していた海藻アカモク(ホンダワラ科)などから、1㎏あたり10,000ベクレルを超える、高レベルの放射能汚染を確認...

水産庁、グリーンピースの海藻調査に反応

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-05-13

海洋生態系問題担当の花岡です。 グリーンピースが昨日発表した海藻調査の暫定結果 が、今朝(5月13日)の朝日新聞に掲載されました。高い数値が検出されたことはもちろんですが、この記事のもう一つの注目は「水産庁幹部」のコメント:「魚介類を優先してきたが、海藻の漁期を控え、調査を強化する。ただ、実際に市場に出回る養殖の海藻などを調べるのが目的で、浮遊物などを対象にしたグリーンピースの調査とは異なる」。 まず、グリーンピースの要請を受け、水産庁が海藻調査の強化...

細野豪志首相補佐官、グリーンピースの海藻調査に反応

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-05-13

海洋生態系問題担当の花岡です。 たったいま、東京電力本社で行われた政府・東京電力総合対策室の合同記者会見で、 グリーンピースが昨日発表した海藻調査の暫定結果 について細野豪志首相補佐官が見解を語りました。 その内容は以下のようなものです:   10000ベクレルという値はコウナゴでも出ているので、海藻から検出されることもありうると考えている。 海面近くで採取されたものからは、高い数値が検出される可能性もある。 ...

海洋調査で出会った漁業関係者の方々の声

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-05-13

海洋生態系問題担当の花岡です。 グリーンピースが昨日発表した海藻調査の暫定結果 が、今朝(5月13日)の朝日新聞に掲載されました。この調査のためのサンプリングは、領海外では調査船「虹の戦士号」を用いて、また沿岸域では陸をベースとしたチームが、宮城県本吉町日門港から千葉県銚子市銚子港までの沿岸(警戒区域を除く)を縦断して、実施したものです。 訪れた漁港や海岸では、漁師さん、サーファー、建設調査ダイバー、趣味で釣りをする方など、海を愛するたくさんの方々にお...

シラスからも暫定基準値以上の放射性物質が検出

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-05-18

海洋生態系問題担当の花岡です。 福島第一原子力発電所の南30~60㎞圏内にある、久ノ浜漁港や勿来漁港の沖で獲られたシラスから、日本政府が定める暫定規制値を超えた放射性セシウムが検出されました( 水産庁発表 )。これまでは各地でコウナゴから高濃度の放射性物質が検出されていましたが、シラスで検出されたのは今回が初めてです。 シラスってどんな魚? 生シラス丼や釜揚げシラス丼にたっぷり乗っている、半透明の小さな身体と黒い目が特徴的な、甘くて美味しい...

「クジラ肉裁判」と「福島原発」の共通点 --- クジラ肉裁判、明日は第一回控訴審

ブログ佐藤潤一 | 2011-05-23

明日5月24日、「クジラ肉裁判」の第一回控訴審が13時半から仙台高裁で行われます。私も、今日から仙台に入り明日の裁判に出廷します。 この控訴審に合わせて、クジラ肉裁判の特別サイトを用意しましたので、「クジラ肉裁判ってなに?」という方は、まずこちらをどうぞ。 スペシャルページ「クジラ肉裁判 - 知る権利はゆずれない」 政府の情報隠ぺいに市民やNGOはどうやって対抗する? 福島第一原子力発電所の放射能漏れのニュースで政府が情報を隠そうとしているのを目の当...

海洋調査結果、21サンプル中14サンプルが日本政府の定める暫定規制値を超える  政府にたいして調査の強化や水産関係者への補償を要請

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-05-26

海洋生態系問題担当の花岡和佳男です。 グリーンピースがこれまで行ってきた 海洋放射能汚染に関する調査の結果 を、本日記者会見で発表し、併せて 政府に要請書を提出 しました。国内外のメディア関係者、議員や秘書など、100名を超える方々で会場はいっぱい。 生中継 では10,000名を超える方々にご覧いただきました。 調査結果の発表と共に、調査の際に出会いサンプリングなどにご協力をいただいたたくさんの漁業関係者、サーファーやダイバー、趣味で釣りをされている方々な...

水産庁、海藻の放射線調査を強化

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-06-02

海洋生態系問題担当の花岡です。 グリーンピースが海洋調査の結果を発表し、放射能汚染が海面だけでなく海底にも広がっていることや、特に海藻から大量の放射性物質が検出されたことを示して から、1週間が過ぎました。この間、海への放射能汚染の問題を深刻視した複数のメディアが、 私たちの調査結果や、サンプリングの際に受け取った地域の漁師さん方の切実な願いを紹介 。また私たちの調査結果発表の翌日には 文部科学省が、気仙沼沖から銚子沖まで約300キロにわたる海底の土から、最...

6月23日(木)の「福島原発震災から海洋の放射能汚染を考える」院内集会で、グリーンピースが講演します。

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-06-22

海洋生態系問題担当の花岡和佳男です。 電車でぶら下がっている主要週刊誌の中づり広告などからも見られるように、いま海洋の放射能汚染に関する問題は特に注目を集めています。 水産庁が海藻や貝類の調査に乗り出す など、少しずつではありますがようやくその対応に動きがみられつつあります。議員会館の中でも、この問題についてよく話題になるようになりました。 明日6月23日に議員会館で、「福島原発震災から海洋の放射能汚染を考える」というテーマでの院内集会が開かれます。「...

院内集会「福島原発震災から海洋の放射能汚染を考える」

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-06-24

海洋生態系問題担当の花岡和佳男です。 昨日6月23日に議員会館で、「福島原発震災から海洋の放射能汚染を考える」というテーマでの院内集会が開かれました。「 上関原発どうするの?~瀬戸内の自然を守るために~ 」と「 環瀬戸内海会議 」が主催されたもので、湯浅一郎さん(理学博士 海洋物理学・海洋環境学、ピースデポ代表)とご一緒に、私も講演をさせていただきました。生態濃縮などを経由して私たちの食卓にも大きな影響を及ぼす海洋の放射能汚染の現状について、先月行った...

マグロ3種が絶滅の危機

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-07-08

海洋生態系問題担当の花岡です。 放射能汚染が東日本太平洋沿岸の海を汚染している陰で、世界中の海では今も過剰漁業が生態系を持続可能ではないスピードで破壊しています。 絶滅危惧種の「レッドリスト」を定期的に発表している国際自然保護連合(IUCN)は7月7日、 マグロ3種(ミナミマグロ、大西洋クロマグロ、メバチマグロ)が絶滅の危機 にあり、 2種(キハダマグロ、ビンチョウマグロ)が絶滅危惧に近い状態 にある、との調査結果を発表しました。 ...

クジラ肉裁判、判決直前――佐藤潤一、心境を語る

ブログ佐藤潤一(事務局長) | 2011-07-12

こんにちは、事務局長兼被告人の佐藤潤一です。 2年以上をかけて戦ってきた「クジラ肉裁判」ですが、今日午後3時から、仙台高等裁判所で判決が言い渡されます。 クジラ肉裁判について、詳しくはこちら。 直前の心境をお伝えできればと、メッセージビデオを撮りました。 それでは、行ってきます!

AEONに続きイトーヨーカ堂も牛肉の全頭検査を行う方針を発表。魚は?

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-08-03

こんにちは。海洋生態系問題担当の花岡です。 牛肉の放射能汚染が話題になっていますが、AEONに続き昨日は イトーヨーカ堂も、全頭検査を行い暫定規制値を下回る牛肉のみを仕入れ販売するとの方針を発表 しました。ヨーカ堂担当者は「産地表示だけでは消費者の不安を抑えられなくなった」と背景を説明されています。もちろん「暫定規制値以下」だけでは、その牛肉のセシウム汚染が0ベクレルなのか499ベクレルなのかわからないままで十分とは言えないものですが、総合スーパー最大手2社が立...

魚介類流通にあたり、放射能汚染の数値と漁獲海域の表示を求める要請書を政府に提出。記者会見で海洋調査結果も発表。

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-08-09

こんにちは。海洋生態系問題担当の花岡です。 本日8月9日の午前中に、内閣総理大臣、農林水産大臣、内閣府特命担当大臣(消費者および食品安全担当)宛てに、緊急要請書を提出してきました。また正午からは衆議院第二議員会館で記者会見・院内ブリーフィングを行い、政府への要請内容の説明と、グリーンピースの海洋調査の結果を発表。そして、大手スーパーマーケットや消費者がとるべきアクションを提案しました。 記者会見の内容および要請書   ...

風評被害を解消し漁業を復興させるためにも、モニタリングの強化と消費者への情報公開を!

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-08-17

こんにちは。海洋生態系問題担当の花岡です。 8月9日の記者会見 でも紹介しましたが、 昨日16日のオンライン新聞記事 にも、福島県の沿岸漁業の試験操業が8月中にも始まることが、報じられていました。 私たちは7月後半にもサンプリング調査のために福島県の漁港を訪れましたが、そこで出会った漁業関係の方々は、「いまは、がれき除去やサンプリング協力による日当でなんとか食いつないでいる状態。漁に出られることはもちろん嬉しい」とは言うものの、多くの方がその後に「でも今...

肉、野菜、米…次は魚介類の検査を!

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-08-26

こんにちは。海洋生態系問題担当の花岡です。 福島県の沿岸漁業はその試験操業が8月内にも開始されることが決まっていました が、その実施が10月以降まで延期となりました。 地域の漁業を復興させるには、魚介類のモニタリングを強化し、消費者へわかりやすく情報を公開することが不可欠です。十分なモニタリングと消費者への情報提供がないままでは、高度に放射能汚染された魚介類が市場に出回ってしまうリスクを避けられません。今は安全な魚も危険なものも分別されず混合している、い...

茨城県日立市沖で獲られたエゾイソアイナメからも、国の暫定規制値を超える放射性セシウム --皆さんの声が必要です!――

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-09-06

日本政府は9月5日、茨城県日立市沖で採取されたエゾイソアイナメという海底にすむ魚から、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されたと発表しました。 福島第一原子力発電所から南におよそ100キロも離れた海で獲れた魚から国の暫定基準値を上回る放射性物質が確認されたことは、震災以降初めて のこと。また、 茨城県沖の海底に棲む魚から国の暫定基準値を上回る放射性物質が確認されたことも、初めて のことです。 茨城県では、本来ならば9月から主要漁業である底引き網...

「マインドボム」 - 市民に支えられてきた40年

ブログ佐藤潤一 | 2011-09-15

こんにちは、グリーンピース・ジャパン事務局長の佐藤です。 40年前のちょうど今日、アメリカによるアムチトカ島沖での地下核実験を、「船で実験海域に居座ることで止めよう!」とバンクーバーを出港した若者達がいました。 「とんでもないことをする若者がいる」と北米中で注目され、その行動力が世論を「核実験反対」へと変えていきます。 この船出こそが、国際環境NGOグリーンピース誕生の瞬間です。 その当時から、グリーンピースは市民に支えられるNGOとして活動し...

水産庁、東日本沖太平洋側で獲られる魚介類商品における産地表示の徹底を決定

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-10-06

こんにちは、海洋生態系問題を担当しています、花岡和佳男です。 市民が挙げた声が政府に1つ届きました! 水産庁が、ようやく東日本沖の太平洋側で獲られる魚介類商品のラベル上の産地表示について、「水揚げ港」ではなく「漁獲海域」の表示を徹底するよう求める通知を出しました ( 水産庁発表 ・ 読売新聞 ・ 朝日新聞 ・ 日経新聞 )。 これまで鮮魚商品の表示は、実際の漁獲海域の表示が困難な場合、水揚げ港や曖昧な海域(「太平洋」など)の表示でも良しとされていま...

業界最大手AEON、魚介類における放射性物質の自主検査を開始!

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-10-08

こんにちは、海洋生態系問題を担当しています、花岡和佳男です。 皆さんとグリーンピースが共に挙げた声が、またしても一つ形になりました! 先日の水産庁 に続き、今回は、日本最大の魚介類小売企業AEONが大きく動いてくれました!! 牛肉の放射能汚染が問題となった際も一早く全頭検査に乗り出したAEON、本日担当者と面会した際に確認しましたが、この度は季節の魚であるサンマ、秋鮭、サバ、カツオの4種類において、 放射性物質の自主検査...

グリーンピース・ジャパン海洋生態系問題担当が講演する「海から食卓へ広がる放射能汚染」

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-10-11

震災から7か月。 消費者の皆さんとグリーンピースが共に挙げた声 が、ようやく一つずつ形になりつつあります。 日本政府 水産庁:  これまで曖昧だった漁獲海域表示の徹底を通知 業界最大手AEON:  魚介類における放射性物質の自主検査を開始 日本政府や業界最大手企業は、なぜ今になって魚介類の放射能汚染対策へ踏み切ったのでしょうか。 政府や業界最大手企業は何で動いたの?どのように動いたの? ...

イオンがグリーンピースの要請を受けて放射性物質“ゼロ”宣言!

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-11-08

こんにちは、海洋生態系問題を担当しています、花岡和佳男です。 食品の放射能汚染に頭を抱えるみなさん、悩みを吹き飛ばす朗報です! 小売業界日本最大手のイオンが本日8日、放射性物質“ゼロ”を目標にしていくと発表しました! さらにイオンは、放射性物質の自主検査の対象品目数をこれまでの約2.4倍に拡大し、その分析結果を店頭とホームページで定期的に公開するとともに、検出限界値(ゲルマニウム半導体検出器を使用)を超えて検出された商品の販売を見合わせると...

イオン放射能自主検査からみるグリーンピースの企業への働きかけ

ブログ事務局長 佐藤潤一 | 2011-11-09

イオン放射能自主検査からみるグリーンピースの企業への働きかけ 昨日、スーパーマーケット業界1位のイオンが 「放射能“ゼロ”宣言」を発表 した。 「ゼロ」は現実的に達成するのは難しいと思うが、ゲルマニウム半導体検出器で検出できる限界を少しでも超えたものは販売を見合わせるという姿勢は、これまでとは比べ物にならないほど画期的なものだ。 政府が定めた「食品の暫定基準値」をスーパー最大手が事実上無視することを決め、消費者のニーズに合わせるとしたわけ...

グリーンピース・ジャパンの海洋生態系問題担当が講演する「海から食卓へ広がる放射能汚染」

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-11-16

みなさん、こんにちは。海洋生態系問題を担当しています、花岡和佳男です。 本来は食品安全の保障や水産業の回復に努める立場にある日本政府が頼りないいま、消費者の内部被ばくや水産業の”風評”被害による影響を低減させる鍵は、魚介類商品の一大流通経路の消費者に一番近いところに位置するスーパーマーケットが握っています。 グリーンピースは震災以降、政府と大手スーパーと対話を続け、多くの消費者の方々とともに、魚介類商品における放射能汚染への取り組み強化を要請してきました。...

イトーヨーカドーも小さな第一歩!

ブログ花岡 和佳男 (海洋生態系問題担当) | 2011-11-22

こんにちは。海洋生態系問題を担当しています、花岡和佳男です。 明後日の11月24日木曜日、いよいよ「グリーンピースお魚スーパーマーケットランキング」を発表します。これは国内の大手スーパーマーケット5社(イオン、イトーヨーカドー、ダイエー、ユニー、西友)を対象に、魚介類商品の放射能汚染に対する各社の取り組みをグリーンピースが評価し、ランキング形式で発表するもの。この問題を深刻視し、きちんと消費者と向き合った運営を行っているのはどのスーパー?消費者の需要を無視し、政...

11月内に3社目!イオン、ヨーカドーに続き、西友も消費者のみなさんと約束!!

ブログ花岡和佳男(キャンペーン・マネージャー / 海洋生態系問題担当) | 2011-12-01

みなさん、こんにちは。海洋生態系問題を担当しています、キャンペーン・マネージャーの花岡和佳男です。 西友も一歩!   グリーンピースがこれまで発表してきた「 スーパーマーケット抜き打ちお魚調査 」や「 お魚スーパーマーケットランキング 」の結果を重くとらえ、ランキング発表の翌日に「社内総力を挙げて対策に取り組む」とグリーンピースに約束をした合同会社西友の、執行役員シニアバイスプレジデントとサステナビリティ部長が、昨日11月30日、西新宿にあ...

グリーンピース・ジャパンの海洋生態系問題担当が講演する「海から食卓へ広がる放射能汚染」

ブログ花岡和佳男(キャンペーン・マネージャー / 海洋生態系問題担当) | 2011-12-05

こんにちは、海洋生態系問題を担当しています、キャンペーンマネージャーの花岡和佳男です。 震災以降、子ども達を放射能汚染から守ろうと、ママ・パパを中心とした多くの市民団体が、各地で立ち上げられてきました。これまでグリーンピースは、志を同じくするそのような団体と積極的にコミュニケーションをとり、毎週末のように各地で開催されるセミナーの共催・後援をしたり、講演者を務めたりして、協力体制を築いてきました。 これらのセミナーでグリーンピースは、海や食卓の放射能汚染...

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