オンライン署名で卵をかえしてみヨーカドー 笑顔の感謝セール

記事 - 2013-04-09
1年間消費者とグリーンピースが一緒に呼びかけた結果、2013年2月発表の「お魚スーパーマーケットランキング2」で最下位だったイトーヨーカドーが、2013年12月発表の「お魚スーパーマーケットランキング3」で1位に輝きました!

オンライン署名で卵をかえしてみヨーカドー お魚スーパーマーケットランキング3で1位獲得 笑顔の感謝セール
みなさんの声をありがとう!笑顔の感謝セール。前回のランキングで最下位のイトーヨーカドー1位に!

2013年12月発表の「お魚スーパーマーケットランキング3」で、イトーヨーカドーが1位に輝きました。
2013年2月に発表した前回のお魚スーパーマーケットランキング2では回答を拒否し、最下位にランクされていましたが、消費者の呼びかけに応えての大躍進です!

このランキングでは、大手スーパーマーケット5社(イトーヨーカドー、イオン、西友、ユニー、ダイエー)を対象に、魚介類の「調達方針」、「取扱商品」、「トレーサビリティ」、「情報公開」、「放射能汚染問題」の5項目を調査、評価し、イトーヨーカドーは今回、調達方針、トレーサビリティ、情報公開でそれぞれ1位を獲得し、総合で1位に輝きました。
詳しくは、お魚スーパーマーケットランキング3(PDF)をご覧ください>>

イトーヨーカドーを動かしたのは、みなさんです!

イトーヨーカドーの担当者からは、今回の方針転換に関して、このページでの、消費者とグリーンピースからの度重なる呼びかけや、現在も実施中のオンライン署名が大きく影響しているとのコメントをいただいています。
イトーヨーカドーの1位獲得は、まさに消費者の働きかけに企業が応えた成果です!

 

店長からのお知らせ

店長よりみなさまへ

花岡店長

この度「お魚スーパーマーケットランキング3」で1位を獲得することができました。
前回最下位から一気に今回1位に上り詰めたわけですが、前回の様に途中でくじけずに最後まで成し遂げることができたのは、ひとえに、みなさまからいただいたたくさんの「消費者の声」のおかげです。有難うございました。

これからもお客様一人ひとりと真摯に向き合い、大切なお客様だけでなくそのお子様やお孫様にも美味しいお魚を提供していくことが、私たちスーパーマーケットの使命だと考えております。
家庭の食卓に並ぶ魚介類の70%はスーパーマーケットが販売するものです。
今後ますます、持続可能性や安全性の追求に精進してまいります。

私たちは今後も、お客様に求められる商品やサービスの提供に徹し、お客様の期待に応えられるスーパーマーケットであり続けたいと思っております。
ぜひみなさまにはこれからも、私どもスーパーマーケットにたくさんのご意見ご要望を頂きますよう、お願いいたします。

最後になりましたが、「お魚スーパーマーケットランキング3」で1位を獲得したことを持ちまして、店長の座を退くこととなりました。
これからは別の形とはなりますが引き続き、子どもたちの海と食卓にお魚を残していくための取り組みを続けていきます。
みなさま、1年間お世話になりました。

花岡和佳男(グリーンピース・ジャパン 海洋生態系担当)

 
 
 

このページのオープンから閉店まで

 

2013年12月9日

お魚スーパーマーケットランキング3を発表。
前回最下位だったイトーヨーカドーが消費者とグリーンピースの呼びかけに応え、1位に躍進しました。

 

2013年10月

オンライン署名7,968筆を中間報告としてランキング対象5社に提出。
12月発表のランキング3に向けて取り組み強化を求めました。
また、同時期に行った調査の後、西友、ユニー、ダイエーが、ウナギの取り扱い方針を大きく改善しました。

 

2013年9月27日

グリーンピースと消費者ボランティアが、「お魚スーパーマーケットランキング2」の対象スーパーマーケット5社に、一斉調査した結果を発表。
スーパーマーケット各社は、まだまだ消費者や環境に配慮した方針を持たず、薄利多売、短期利益優先である事が浮き彫りになりました。

 
 

2013年6月~8月

6月に消費者ボランティアのみなさんがイトーヨーカドーへ問い合わせ。
回答内容に疑問は疑問点が多く残りました。
7月に疑問点について再度問い合わせ行ったものの、消費者の懸念点や情報開示の依頼に、真剣に応えようと言う姿勢は残念ながら見られず、鳥は羽ばたけないままです。

 
 

2013年5月20日

オンライン署名が4,000を突破。
このヒナは、消費者の声で生まれたものです。
イトーヨーカドーが使用しているロゴの通り、立派な鳥になって飛び立てるかどうかは、今後の同社の消費者に対する対応に掛かっています。

 

2013年4月24日

消費者の声をスーパーマーケットに届けるためのオンライン署名が3,000を突破。
しかし、4月23日に発表した食品放射能調査で、イトーヨーカドーの商品から3月29日の調査結果に引き続きセシウムを検出したものの、イトーヨーカドーは「問題はない」「新たな対応をとることはない」と回答し、消費者への対応に変化はみられず。

 

2013年4月9日

大手スーパーマーケットを対象に、魚介類商品の安全性、持続可能性についての、アンケート調査を実施。
イトーヨーカドーは、対象企業中唯一詳細情報の提供を拒否したため、改善を求めて、消費者と共にイトーヨーカドーに呼びかけを開始。

「お魚スーパーマーケットランキング3」で1位を獲得したイトーヨーカドーも、さらに魚介類の安全性や、持続可能性を追求する取り組みが求められます。
みなさんで引き続き声を届けて、スーパーマーケットの成長を後押ししましょう!

 

グリーンピースと消費者ボランティアがスーパーマーケット5社に聞いてみました。消費者と海に優しいスーパーマーケットは?

2013年10月:西友、ユニー、ダイエーが、ウナギの取り扱い方針を大きく改善しました!
詳しくは、表中の「調達方針」の欄をご覧ください。

ウナギについて
ヨーロッパウナギ:国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危険性が最も高い種に指定され、ワシントン条約の対象種にもなっています。
ニホンウナギ:2013年2月に環境省が絶滅危惧種に指定し、IUCNのレッドリスト入りも検討されています。
アメリカウナギ:2012年のワシントン条約締約国会議で対象種とする案が浮上したように深刻な資源状態にあります。

2013年2月にグリーンピースが調査、発表した「お魚スーパーマーケットランキング2」以降、取り組みを強化した点について、ランキングで対象とした5社に再度調査をしました。

 

グリーンピース→スーパーマーケットへ問い合わせ
2013年2月に発表した「お魚スーパーマーケットランキング2」以降、取り組みを強化した点について。
問い合わせ日:2013年6月25日
回答日:2013年7月8日

消費者ボランティア→
スーパーマーケットへ問い合わせ
問合せ日:2013年9月5日
回答状況:2013年9月27日現在

シルベク
放射能調査
結果

グリーンピース
コメント

トレーサビリティー

消費者への
情報公開

調達方針

放射能汚染
問題

放射能汚染

絶滅危惧種・
過剰漁業

イオン

変更なし

変更なし

ニホンウナギは水産庁の省令に基づき「ニホンウナギ」と商品ラベルに表示をする方向で調整中(現在は「ウナギ」とのみ商品ラベルに表示)。
引き続きヨーロッパウナギの取扱いはなし。

変更なし

回答なし
(9/5と9/13 2回問い合わせ)

回答なし
(9/5と9/13 2回問い合わせ)

鮮魚検査数
76

汚染検出数
16

汚染検出率
21%

前回の調査では、持続可能性に関する調達方針で他社に比べて長けていた。

放射能汚染問題も政府の安全基準よりも厳しい数値をかなり早い段階から販売基準に掲げていた。

消費者ボランティアからの質問に対象企業中唯一無回答で、対応強化が求められる。

イトー
ヨーカドー

履歴不明な魚介類の扱いをしない。

冷凍原料:商品履歴書で漁獲海域、漁法等確認。

商品履歴書や各市場の情報によりお客様の問合せに回答可。

市場を介さない直接買付けで、より正確な商品履歴情報収集。

ニホンウナギは年度内に販売を終了。
次年度の取扱いは未定。

違法に獲られた魚は扱わない。

巻網漁:一部扱いあり。

まぐろ・かつお:はえ縄、1本釣りを優先。

プライベートブランド:第三者機関による管理の確認を毎年実施。

プライベートブランド: 稚魚生産履歴、飼養水、餌の安全性の担保。
製品を定期的に検査し、HP上で公開。

天然魚:各行政、市場、取引先の検査等と連携して仕入れ。

販売基準
100ベクレル/Kg

検査方法
取引先に確認。
外部機関で抜き取り検査。

販売基準
取引先に漁獲方法を確認

検査方法
取引先に漁獲方法を確認

鮮魚検査数
76

汚染検出数
20

汚染検出率
26%
(5社中最高)

シルベク放射能調査で汚染検出率が対象企業中最高

商品から放射能汚染の検出が相次いでいることについて「全く問題ない」としており、その姿勢は改める必要がある

2013年2月に発表した「お魚スーパーマーケットランキング2」では対象企業中唯一無回答だったイトーヨーカドーが、今回は調達方針を開示

「商品履歴書や各市場の情報によりお客様の問合せに回答可能」としているものの、実際の消費者の再三の問い合わせにはそのような回答はなく、非常に対応が冷たかったので、この方針が実際に実施されることを期待する。

ユニー
(アピタ)

漁獲時期、漁獲者、漁法、漁具:
確認は出来るが表示はしない。
問い合わせがあれば回答。

魚介類の生産方法(養殖)、正しい一般名(地方名、出世魚の名)、産地は表示義務、推奨表示等、JAS法、食品衛生法に従い表示。

ヨーロッパウナギは今後取り扱わない。

違法が明らかな物は調達しない。

品質、価格、数量が合えば調達。

独自の流通基準や検査体制あり。

検査結果は公開していない。

販売基準
プライベートブランド:
一般食品10ベクレル/Kg
牛乳5ベクレル/Kg
飲用水1ベクレル/Kg

プライベートブランド以外:基準なし

検査方法
プライベートブランド:
外部機関に依頼
ゲルマニウム半導体検出器で検査
一般食品10ベクレル/Kg
牛乳5ベクレル/Kg
飲用水1ベクレル/Kg

プライベートブランド以外:不明

 

販売基準
ルールに基づいて
漁獲されたものであることの確認に努め調達


検査方法
回答なし

鮮魚検査数
73

汚染検出数
15

汚染検出率
21%

放射能汚染問題について、プライベートブランドは政府基準よりも低い明確な販売基準を設けていることは評価できるが、それ以外の商品については強化が求められる

持続可能な魚介類の調達は課題が多い。
「問題が明らかな商品を取り扱わない」だけでなく、「問題がなく持続可能性が確保された商品のみを取り扱う」姿勢にシフトしていく必要がある

ダイエー

変更なし

変更なし

ヨーロッパウナギは在庫終了以降、仕入中止。

変更なし

販売基準
100ベクレル/Kg

検査方法
取引先に確認。
自社で定期的にゲルマニウム半導体分析装置で検査。

販売基準
国の指導に拠る。
2013年9月1日より「めじまぐろ(本まぐろの幼魚)」の販売なし

検査方法
回答なし

鮮魚検査数
75

汚染検出数
17

汚染検出率
23%

資源状態の悪化が深刻なクロマグロの幼魚(めじまぐろ)を扱わない方針を持つことを評価し、持続可能性を追求した一層の取り組みを期待する。

放射能汚染問題に関し、国の基準よりも厳しい取り組みが必要

西友

取引先に全流通経路を特定するよう要請。

加工品:所定の「商品カルテ」により、原料調達、製造、物流を一括管理。

情報のトレース可。

生産方法・正しい一般名称・回遊性魚類の漁獲水域を表示。

漁獲時期・漁法漁具・資源状態・環境負荷を確認可。(非公開)

ニホンウナギ以外の販売を検討(ヨーロッパウナギは取り扱わない調達方針あり)。
種の特定可能で、全流通経路をさかのぼって、調査可能な魚介類を原料とした商品のみを取り扱う。

ワシントン条約対象品目、IUU漁業で獲られた魚介類は取引の対象にしない。

取引先に、法規・条例等に則り事業を行う漁業者から商品を調達するよう依頼。

農林水産大臣が設定するTAC制度(漁業可能量制度)に則った商品取り扱い。

親会社で実施している取引先に対する、MSC、BAP等の認証の取得奨励を、日本でも実行可能なところから取組み開始。

プライベートブランド: 第三者機関を交え定期的に監査。

公的機関が検査し流通を許可したものに限り、仕入・販売。

取引先を通じて外部機関での検査可。

販売基準
100ベクレル/Kg

行政の汚染の疑いある品目・産地と特定された場合は販売せず。
特定されない場合は100ベクレル/Kg。

検査方法
回答なし

販売基準
関係機関の動向を注視し、慎重に対応。

検査方法
回答なし

鮮魚検査数
78

汚染検出数
15

汚染検出率
19%

持続可能性の追求に関し、ワシントン条約対象品目を扱わない等の方針を評価し、業界内よりも生態系に対して、西友の言う「慎重な対応」を取ることを期待する。

放射能汚染問題に関し、国の基準よりも厳しい取り組みが必要

 
イトーヨーカドーからの回答第2弾

2013年6月に消費者ボランティアのみなさんがイトーヨーカドーへ問い合わせをしましたが、回答内容に疑問が残ったため、再度問い合わせをしました。
しかし今回も、イトーヨーカドーが、消費者の懸念点や情報開示の依頼に真剣に応えようと言う姿勢は残念ながら見られませんでした。

このページの目的は、スーパーマーケットが消費者の声に耳を傾けてくれるよう、消費者とグリーンピースが一緒に働きかけをすることです。
グリーンピースは引き続き、消費者と共にイトーヨーカドーへ働きかけを続けて行きます。

 
 

あべの店

2013年8月13日再問い合わせ
添付のメールの通り、以前に阿倍野店で販売なさっている魚について質問を送りましたが、放射能汚染については基準値(1キロあたり100ベクレル=震災前の放射性廃棄物)以内と言うお返事でしたので、私たち家族はとても口にすることはできません。

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2013年8月14日回答
前略 8月13日付けメールにて、お魚の安全性につきまして、あらためてご意見を頂戴致しました。
鮮魚をはじめとして、食品の安心、安全は

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いわき平店

2013年8月1日再問い合わせ
ご返信くださりどうもありがとうございます。
この度は返信頂いた質問について、より詳しくお伺いしたいことがあり、ご連絡させて頂きました。
お手数なのですが、魚の産地記載について、貴社の見解をお聞かせ願えないでしょうか。

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2013年8月2日回答
前略 8月1日付けメールを頂戴致しました。
魚の産地表示、放射能の抜き取り検査について、検査内容の明示につきましてお問い合わせを頂戴致しました。

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大宮店

2013年8月1日再問い合わせ
お返事ありがとうございます。
追加で質問なんですが、「取り扱い前にお取引先様に漁獲方法や安全性を確認し条約、法規を遵守している商品の取り扱いをしております。」 との事でしたが

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2013年8月2日回答
前略 8月1日付けメールを頂戴致しました。
うなぎの絶滅の危機に拍車を掛けているとのご意見は弊社担当部署責任者に伝えさせて頂きました。
草々

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湘南台店

2013年7月24日再問い合わせ
お返事ありがとうございました。
御社で取り扱っている魚は、「取引先に国の基準値を下回っていることを確認している」とのお答えでしたが、国の基準値は1Kgあたり100Bqで、0ではありませんし、実際近隣の湘南台店て売られていた商品からは、放射性物質が検出されていました。

と言うことは、御社で売っている魚を食べると、内部被ばくの可能性があると言う事ですね。
そんな商品を扱っておきながら、「●●様のご健康とご発展をお祈り申し上げます。」とお書きになるのは、お控えになった方が良いと思います。

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2013年9月6日現在回答なし

 
 

仙台泉平店

2013年8月2日再問い合わせ
ご多忙中のところ、ご返信痛み入ります。
さて、先日ご返答頂いた件ですが、あまりの対応の悪さにいささか辟易しております。

こちらがいち消費者として真摯に質問しているのにもかかわらず、あくまでも定型通りの返信しかされていないのは、いかがなものかと思います。

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2013年8月14日回答
前略 8月2日付けメールを頂戴致しました。
ご連絡内容につきましては、関係各部責任者に伝えさて頂きました。
誠に恐れ入りますが、返答につきましては先回と同じ回答になりますが、

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高井戸店

2013年7月30日再問い合わせ
6月24日、高井戸店あてに「鰻が絶滅危惧種に指定されたのにこれまでと変わらず食べ続けても大丈夫なのか」と言う質問を送らせていただいたきました。

ご回答では、「弊社では、取り扱い前にお取引先様に漁獲方法や安全性を確認し、条約・法規を遵守している商品の取り扱いをしております。

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2013年7月30日回答
前略 7月30日付けメールを頂戴致しました。
弊社では、お取引先様の漁獲方法や商品の安全性を調査の上、条約・法規の違反がないか確認し、行政の指導に基づき

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津田沼店

2013年8月16日再問い合わせ
お返事をありがとうございました。
お返事の内容について、確認させてください。

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2013年8月21日回答
拝啓 残暑の候、●●様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

あらためまして、8月16日付けメールにて、弊社で取り扱っておりますお魚の販売方針につきましてご連絡を頂戴致しました。

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日立店

2013年8月12日問い合わせ
ご回答をありがとうございました。
しかし誠意のないお返事にがっかりしております。
いっそのこと社名を「ゴヨーカドー(御用カドー)」に変更されてはいかがでしょう?

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2013年8月14日回答
前略 8月12日付けメールにて、あらためて放射能についてご意見を頂戴致しました。

前回と同じ回答になりますが、食品の安心、安全は非常に重要であると認識しております。

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問い合わせと回答について

 
 
 

海外の先輩に続け!

海外でも消費者の力がスーパーマーケットを変えています!

2011年にはアメリカで、消費者が 大手スーパーマーケットのコストコに働きかけ、マグロや大西洋タラなど、資源状態の悪い魚介類12種類の仕入れを中止する方針を発表しました。
その動きは業界全体に波及し、スーパーマーケット 全体の意識を変えることに成功しています。

また、イギリスでは2006年に、ニュージーランドでは2011年に、いずれも消費者の働きかけで、スーパーマーケットが調達方針を改善しています。

 

2013年2月からこのページの他ブログ、ツイッターで呼びかけをしましたが、イトーヨーカドーから反応がないため、消費者ボランティアのみなさんがイトーヨーカドーへ問い合わせをしました。

ご協力店舗
 

イトーヨーカドーの回答取引先に安全性を確認。
外部機関で抜き取り検査。
基準値は政府の定める
1Kg あたり100ベクレル 。

グリーンピースの見解政府が定める1kgあたり100ベクレルを基準とした確認や検査では、消費者の安全性は確保できません。

 

イトーヨーカドーの回答取引先に漁獲方法を確認している。

グリーンピースの見解太平洋クロマグロやニホンウナギなど、店頭では乱獲されている魚や絶滅危惧種も販売されています。
何を基準に取引先に確認しているのでしょう?

 

イトーヨーカドーの回答グリーンピースから3回メールを受け取って全てに返答している。

グリーンピースより各社に対して様々な質問をして いますが、2013年2月に発表した お魚スーパーマーケットランキング2に 関する質問事項には、対象全社中 唯一、イトーヨーカドーからは、 「回答しない」旨の回答を受け取っています。

 

質問と回答の全文(PDF)はこちら >>

 

わけあり商品大放出中 トレーサビリティー0点、消費者への情報提供0点、調達を避けるべき魚介類0点、積極的に調達すべき魚介類0点、調達方針0点、放射能汚染問題0点

 

イトーヨーカドーのレジ袋
2013年2月グリーンピースが調査、発表した「お魚スーパーマーケットランキング2」(※)で、イトーヨーカドーは対象企業中唯一詳細情報の提供を拒否し、最下位にランクされました。
またグリーンピースが定期的に行う食品放射能検査(※※)でも、イトーヨーカドーの店舗で購入した同じ産地の同じ魚種から2回立て続けに放射性物質が検出されているにもかかわらず、「問題ない」「新たな対応をとることはない」としています。
安全性、持続性、消費者への情報提供を全てを軽視していると言わざるを得ません。

 

一方で、同じく商品から放射性物質が検出されたダイエーの担当者は「調査を有難うございます。今回の調査結果を受けて今後の対応を社内で検討します。」との回答でした。

※、「お魚スーパーマーケットランキング2」:グリーンピースが国内の大手スーパー5社(イオン、イトーヨーカドー、ユニー、ダイエー、西友)を対象に、魚介類商品の安全性、持続可能性についてのアンケート調査を実施し、その回答をランキング形式でまとめたものです。(2013年2月発表)
※※グリーンピースは福島第一原子力発電所事故以来、定期的に大手スーパー5社の店舗で魚介類商品を購入し、放射能検査を行っています。
検査結果は全て店舗名を入れてウェブサイトで公開。

 

photo: © GREENPEACE/Kazuya Hokari   

 

 

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