こんにちは! 気候変動とエネルギーについて担当している高田です。

過激な団体と称されることの多いグリーンピース。だが、企業への働きかけで、環境負荷の低い製品開発に寄与した実績があることは意外に知られていない――。雑誌オルタナの2月号の特集「企業 × NPOベストカップル」に、グリーンピースの「グリーンフリーズ」と「環境にやさしい電機メーカーランキング」キャンペーンが取り上げられました。

「環境にやさしい電機メーカーランキング」は、世界の電機メーカー18社を対象に、各社の有害化学物質、電子機器ゴミ、エネルギーについての取り組みをランキングしたものです。これをきっかけに、アップルは、ポリ塩化ビニルや臭素化難燃剤などの有害化学物質を同社のすべての製品に使用しないとの方針を発表し、実現しました。 詳しくはこちら

「グリーンフリーズ」は、グリーンピースが松下電器(現パナソニック)をはじめ国内のメーカーに働きかけ、ノンフロン冷蔵庫の開発・発売を目指したキャンペーンです。詳しくはこちら.

当時、代替フロン以外の代替は不可能だといわれていたフロンに、グリーンフリーズという代替案を示したこと――グリーンフリーズ・キャンペーンは、問題は技術力ではなく、企業や政府の政治的意思であることも証明しました。

松下電器もアップルも、当時の業界の「常識」を超える厳しい環境対応のリクエストを真摯に聞いてくれました。もちろん、初めは戸惑いや反感もあったのではと思います。しかし本音で話し合いを重ねるうちに、環境にも、消費者にも、企業にとってもうれしい答えが導き出されることを、この2社のケースは物語っているのではないでしょうか。

グリーンピースはこれからも、企業とそんな緊張感のあるすてきな「ベストカップル」になれたらと思います。企業のみなさま、消費者のみなさま、どうぞよろしくお願いします!

*ちなみに、グリーンピースは、オゾン層を破壊するフロンや地球温暖化効果の高い代替フロンを全く使用しない冷媒技術を世界に広めた功績により、1997年、国連環境計画(UNEP)から「国連オゾン層保護賞」を受賞しました!