(写真:東電福島第一原発に貯まる汚染水 © Masaya Noda )

こんにちは。核・エネルギー担当の鈴木かずえです。

13日午前、グリーンピース・ジャパンとサーフライダーファウンデーションは東京電力と安部首相あてに東電福島第一原発地下水の海洋放出に関してNGO・市民団体による検証を求める要請書を送りました。

その午後に東電の記者会見があり、フリージャーナリストのおしどりマコさんらが、誰が地下水分析を行うのか、信頼性はあるのかについて質問をしてくれました。

(質疑の文字起こしは「おしどりマコ・ケンの脱ってみる?」で読むことができます)

質問への回答で、東電は、すでに第三者機関に依頼しているので「ちゃんと分析をして頂いた」としました。その第三者はどこかという質問に対して東電は「株式会社化研」と「環境総合テクノス」と答えました。

しかし、「環境総合テクノス」は関西電力グループ企業で株主が関西電力です。

東電の指定する「第三者機関」は、関電グループ企業だったわけです。

これまでの電力会社の対応を考えれば、関電グループ企業が、東電に不利な情報を積極的に開示するとは思えません。

みなさんは、東電の指定する「第三者機関」による分析だけで地下水を海洋に放出させて良いと思いますか?

グリーンピースでは、汚染水を海洋投棄しないでほしいという、オンライン署名も始めました。以下のバナーをクリックして、ぜひご参加ください。 

  

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