福島第一原発事故 一周年企画「原発のない明日を」

記事 - 2012-03-09
福島第一原発事故から一年がたとうとしていた2012年2月28日、グリーンピースは「福島メモリアル」という様々な国籍から構成される混成チームを作り、「原発のない明日を」願うメッセージを日本から世界へ発信しました。

「原発のない明日を」願って

福島第一原発事故から1年がたとうとしていた2012年2月28日、グリーンピースは「福島メモリアル」という様々な国籍から構成される混成チームを作り、「原発のない明日を」願うメッセージを日本から世界へ発信しました。

チームは二つに分かれて、メッセージを送りました。

一つは、富士五湖の一つである河口湖。
日本、香港、韓国、トルコから集まったグリーンピースのスタッフ、ボランティア、インターンによって、「原発のない明日を」と書かれた黄色の巨大バナーが、春を待つうす曇りの河口湖畔に掲げられました。


重さ約50kgの巨大バナーを、みんなで力を合わせて一斉に持ち上げる。バナーにうっすらと雪が積もる。

もう一つのチームは、富士山登頂チーム。
世界各国(カナダ、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、ポーランド、スペイン、スェーデン、スイス、アメリカ)から集まった11人の登山家の混成チームによって、日本と世界から集まったメッセージが富士山頂へと届けられました。
2月の富士山の寒さは厳しく風も予想以上に強いなか、「原発のない明日を」願う希望の思いは力強くはためきました。


色とりどりの布に手書きされた、原発のない未来を願うメッセージ。
中には福島の人々へのメッセージも含まれていました。
日本からのメッセージはキャンペーン・サイト『Love!ハイロ』(http://www.love-hairo.org)で、世界からのメッセージはツイッターを使って、2月15日から25日頃まで集められました。

日本の皆さまからいただいたメッセージのご紹介

「誰かの命の犠牲で作られる原発の電気はもういらない!」
「きれいな日本のために原発廃止」
「愛がいっぱい溢れる日。母なる星とそこに生きる命を愛しているから、原発いらない」


メッセージをリュックサックに入れて、早朝から頂上を目指した混成チーム。


間もなく富士山頂上へ到着。メンバーの顔にも笑顔がうかんでいます。

グリーンピースからのメッセージ

「富士山は日本だけでなく世界からも愛されている山です。
事故から1年を前に、グリーンピースは、原発のない未来を願うメッセージを日本と世界中から集めました。
日本政府、および原発を推進する各国政府は、人々の声をしっかりと聞き、そして受け止め、市民の健康と安全な暮らしを守るべきです」
(グリーンピース・ジャパン、キャンペーン・マネージャー花岡和佳男)

メンバー紹介

富士山登頂チーム


Christian Schmutz(グリーンピース・スイス、チームリーダー)
Monica Laflamm (グリーンピース・カナダ、神戸出身)
Marco(ドイツ人登山家)
Arnaud Durand(グリーンピース・フランス)
Alessio Ponza(グリーンピース・イタリア)
Tomasz Dziemianczuk(グリーンピース・ポーランド)
Francois-Xavier Bleau (グリーンピース・フランス)
Daniel Szonyi(グリーンピース・ハンガリー)
Mateo Pérez Garcia(グリーンピース・スペイン)

河口湖バナーチーム


チームリーダー
野田沙京
(グリーンピース・ジャパン)


宮地大祐
(グリーンピース・ジャパン)


久田恭平
(グリーンピース・ジャパン、インターン)

アスリハン・テューマー(グリーンピース・インターナショナル、核・エネルギーキャンペーナー)
Yeung Man Yau (グリーンピース香港)
Jun Kwon Song (グリーンピース韓国)

 

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