2016年に行なった国内大手のスーパーマーケット・生協5社、デパート5社、回転ずしチェーン10社の合計20社を対象とした「産卵期の太平洋クロマグロの取り扱いアンケート調査」の結果をまとめたブリーフィング資料です。

回答のあった16社のうち、半数以上の11社が産卵期の太平洋クロマグロの取り扱いは資源量減少に影響すると認識しつつも、販売を中止すると答えた企業はありませんでした。

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<主な調査結果>

産卵期の太平洋クロマグロの販売は、資源量減少に影響すると半数以上の企業が認識

  • 影響があると回答したのは11社(イトーヨーカドー、ユニー、日本生協連、そごう
  • 西武、髙島屋、大丸松坂屋、阪急阪神、三越伊勢丹、スシロー、がってん寿司、すしざんまい)。
  • イオン、西友、はま寿司、元気寿司、平禄寿司の5社は無回答。

 

産卵期の太平洋クロマグロの販売を中止する企業は0社、削減を検討する企業は5社

  • 中止しない主な理由は、国の基準に従っているから(阪急阪神、三越伊勢丹、大丸松坂屋)、消費者の需要があるから(イトーヨーカドー、そごう・西武、髙島屋、大丸松坂屋)だった。
  • 販売量削減を検討する5社(イオン、イトーヨーカドー、ユニー、そごう・西武、大丸松坂屋)。
  • 代替案として、養殖・完全養殖の太平洋クロマグロを代替案として挙げる企業が多くいた。

 

産卵期の太平洋クロマグロを販売しているのは、主にスーパーとデパート

  • 明確に取り扱いがあると回答したのは、スーパー4社(イオン、イトーヨーカドー、西友、ユニー)とデパート4社(そごう・西武、三越伊勢丹、髙島屋、大丸松坂屋)。
  • 阪急阪神および平禄寿司は無回答で、取り扱いの断言を避けた。
  • 回転寿ずし4社(無添くら寿司、かっぱ寿司、すし銚子丸、にぎり長次郎)は回答拒否。