青森コミュニケーションセンターに集まったグリーンピースのスタッフ © Greenpeace / Mattias Westfalk青森コミュニケーションセンターは、6ヶ月間の期間限定で今年1月26日に青森市の新町商店街に開設しました。その間およそ400人の方々に訪れていただき、グリーンピースの環境保護活動の説明や、日本だけでなく海外で起きている環境破壊の実態をお知らせする場となりました。来訪者からは、「学校では学べない大切なことがたくさんありました。自分でできる小さなことから環境保護をはじめます」といった感想をいただくなど、グリーンピースの広報拠点として当初の目的をはるかに超える成果を上げることができました。

青森駅前通りに面したビルの2階に開設した同センター内では、「海洋環境写真展」と題して環境破壊の現場や海の生態系の豊かさをとらえた写真を展示し、画像を通して持続可能な漁業や海洋関連の環境問題を考えるきっかけを提供しました。夏を感じはじめる6月には、1971年のグリーンピース創設から現在まで世界各地の環境保護活動で使われたTシャツを集め、グリーンピースならではのTシャツに表現されたメッセージやイメージを通して、私たちの活動をわかりやすく紹介することができました。

一方、地元の方々のご協力を得て開催させていただいた遺伝子組み換え問題を考える勉強会、ゲストに『世界がもし100人の村だったら』の日本語版編者、池田香代子さんをお迎えして平和と人権を考えるセミナーなど、センターの外でも多くのみなさまと直接対話をし、貴重な意見交換を行うことができました。

たくさんの観光客で賑わったねぶた祭期間中には、昨年グリーンピース・ジャパンのスタッフ2名が逮捕され、青森で裁判にかけられようとしているクジラ肉事件の真相を伝えながら、公平な裁判と調査捕鯨の不正究明を求めるために、特製のうちわ8000枚を配布しました。

青森コミュニケーションセンターは、当初の予定より開設を延長したうえ8月8日をもって閉所しましたが、これからも青森でグリーンピースのイベントなどを引き続き行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。イベント情報はグリーンピースのウェブサイトやメールマガジンでお知らせします。

青森のみなさま、本当にありがとうございました!