今日は、遺伝子組み換え作物をごり押しするモンサント社のことばを紹介したいと思います。 モンサント社の企業広報部長フリップ・アンジェル(Philip Angell)氏がニューヨークタイム・マガジン(1998年10月25日)の「Playing God in the Garden」の中で言ったコメントの抜粋です。

(英文)
"Monsanto should not have to vouchsafe the safety of biotech food. Our interest is in selling as much of it as possible. Assuring its safety is the FDA’s job."

訳すと・・・
「わが社(モンサント)が遺伝子組み換え食品の安全性について、わざわざ答える必要はない。わが社の関心はできるだけ多くの遺伝子組み換え種子を売り込むこと。安全性についてはFDA(米:食品医薬品局)の管轄である。」

FDAとはアメリカ政府の食品医薬品局で、国内で流通する食品の安全性について審査・認可の業務を行う機関です。これは日本でいう、厚生労働省の医薬食品局食品安全部にあたります。 日本では、安全性が認められていない遺伝子組み換え作物は国内での流通は法により禁止され、安全性審査は法的に義務化されています。それらの安全性審査の判断は内閣府の食品安全委員会の意見を元に行っています。

遺伝子組み換え作物を開発した本人が安全性についての保証なしで販売しようとする行為は、商品を開発するものとして、商品の責任を放棄したと同じです。彼らの目的は『それ』多く売りこみ、利益をあげること。おそろしい、シンプルな事実です。

しかし、裏を返せば、売れることだけに興味があるので、私たちが『それ』を買うか、買わないかが決定的な差を生み出すのです。

モンサント社についてもう少し知りたいひとは以下の映画をおススメします。

ザ・コーポレーション http://www.uplink.co.jp/corporation/


大企業が行ってきている非人道的なビジネスモデルと、これから企業が行くべき持続可能なビジネスモデルの両面について語っている(少し長いけど)とても興味深い映画です。私が、これまで国際関係学、経済学や社会学、そして世界的におこる貧富の差と無関心の原因を大学時代に疑問を覚えて、研究した時の事実がうまく、まとめられていた――率直に言うと、そんな感じの映画でした。おススメです。

私たちは遺伝子組み換え作物が存在する前から、ずーっと生活してきました。遺伝子組み換え作物は私たちが今後生きぬくためにも、まったく必要のないものです。むしろ、今後脅威となりうる不安要素が多く、環境に悪影響を及ぼす作物です。 何を食べているか、何が食べたいのか、そしてどんな食べものを将来の子どもたちに残したいのか、私たちがひとりひとり今日から自分の食を見つめなおすことで、どんな未来にも変えられます。

食の安全・自分の健康を自分で守れる食のしくみをつくる時代が今すぐそこに来ています。