久しぶりに“余談”らしくと読書感想文を書きためていたら、ちょうど8月15日にふさわしい本を寄贈いただいたので、まずは早川タダノリ著『神国日本のトンデモ決戦生活』(合同出版)の紹介から。
先の大戦下のチラシや広告、新聞・雑誌などの出版物から、題名どおりの集団洗脳体制を客観的に炙り出す好著。改めて一次資料を眺めると、腹が立つより哀しくも笑えてしまう。
たとえば一貫して気合が入っているのが月刊誌『主婦之友』で、ついにザラ紙モノクロ刷りとなった敗戦1カ月前の「勝利の特攻生活」特集号では、「敵の本... >詳細を読む