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YES & NO--星川淳グリーンピース・ジャパン事務局長余談

星川淳前事務局長ブログ

  • 言わずもがな

    投稿日 - 2008-12-28 8:31
    飯嶋和一著『出星前夜』(小学館)は、なかなか読めないでいるうちに大佛次郎賞を受賞してしまった。休暇に入ってすぐ読了。期待にたがわぬ手ごたえだが、惜しむらくは女性が描けていないと思った。審査員のだれひとり、この点を指摘していないのは不思議だ。

    人の言わないことが気になるのは歳のせいか――。今年の思い出ふたつ。

    10月に開催した「国際海洋環境シンポジウム2008」で[*]、日本の漁業をめぐる問題点にざっと触れたあとのパネルディスカッションで、司会者が「危機的な事態の打開に向けてだれが何をすべき... >詳細を読む
  • チャールズ皇太子との立ち話

    投稿日 - 2008-10-29 6:55
    来日中のチャールズ皇太子とお会いした。英国大使館主催のレセプションに招かれたのだが、NGO市民セクターからは私と日本有機農業研究会の久保田裕子理事だけが参加していたようだ。日本の市民社会の代表というよりは、若いころから環境問題への関心が深く、自分でも有機農園を経営する皇太子の関心に添った人選かもしれない。とにかく、英国王室が「テロリスト」を招くはずがないので、公安・検察・政財界・マスコミの方々も早く認識を改めてほしい。

    チャールズ皇太子が筋金入りの環境派であることは周知の事実で、私も1980年... >詳細を読む
  • エアKその他

    投稿日 - 2008-10-06 9:35
    警察、検察、法務省の方々も楽しみにしてくださっていただろうに、2か月以上も間があいてしまった。これではブログの名折れ。

    しかし、佐藤・鈴木の公判を待つ関係で、書きにくくなった事柄も少なくない。反面、石炭火力発電所を止めた英国グリーンピースのボランティア6人に無罪判決が出るなど、民主社会におけるNGOの役割について示唆に富む朗報も届いている。
    http://www.greenpeace.or.jp/press/releases/pr20080910ce_html

    久々の今回は「余談」の原点... >詳細を読む
  • 火事場泥棒

    投稿日 - 2008-07-30 0:31
    鳴り物入りの洞爺湖G8サミットが終わった。300億円とも600億円ともいわれる巨額な経費をかけた主要国家首脳の合コンは、大山鳴動してネズミ1匹どころか、自分の足元のハエも追えない(京都議定書第1約束期間の削減目標6%の達成にさえ苦戦)日本がリーダーシップを気取ろうとして、未来に二つの大きな禍根を残した。

    一つは、原子力が地球温暖化対策の切り札だという妄想を、これまでにない強さで追認したこと。原因の一端は、気候変動を否定し続けて体面を保てなくなったブッシュ政権の破れかぶれな原発新造路線にある。ト... >詳細を読む
  • 二度の握手の意味?!

    投稿日 - 2008-06-19 21:03


    はじめて訪ねた首相官邸で、福田首相と二度も握手をしてしまった。


    といっても、残念ながらとくに意気投合したわけではない。G8サミットに向けて国内外のNGOと首相との意見交換会の終了後、参加者を見送る首相と一度握手をしたあと、荷物をもって最後に会場を出ようとしたら、首相のほうからもう一度手を差し出すので、こちらも握り返しただけ。たぶん20人近い参加者にまぎれて、福田さんが一度目の握手を覚えていなかったのだと思う。


    グリーンピース・インターナショナルの事務局長代理で出席した私は、数日前に地球温暖化対策... >詳細を読む

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