先週アイスランドからクジラ肉に関する情報が届きました。

アイスランドは2009年の夏に大規模な商業捕鯨を再開し、約1500トンものナガスクジラ（絶滅危惧種）の肉を生産しました。アイスランドの大手新聞「Morgunbladid」によると(注1)、2009年1月初頭から11月末までにアイスランドから国外へ輸出された冷凍クジラ肉・加工品の量は約3kg。アイスランドから12月中の輸出がなかったことも確認されているので、結局このわずか3kgが、2009年の年間総輸出量となります。

経済破綻したアイスランドで国際... >詳細を読む

あけましておめでとうございます。

新年を迎え、だいぶ時間がたってしまいましたが、本年初ブログです。今年もよろしくお願いします。

2010年は国連が定める「国際生物多様性年」です。10月には生物多様性条約（CBD）第10回締約国会議（COP10）が名古屋で開かれ、環境保護にとって重要な一年となります。

                                




 










海洋生物の多様性保護や国際水産資源の持続的利用は、私たち環境保護団体、水産業従事者や消費者、そして日本政府もめざしていることです。しかし多... >詳細を読む

WCPFC会議はきょうで4日目となります。

全体を通して、日本政府代表団の主張にはうなずける点が多々あります。IWC（国際捕鯨委員会）の国際舞台で失笑される日本代表団に日本人としてショックを受けた私にとって、このWCPFCに参加している日本政府代表団による説得力のある主張は、去年に引き続き衝撃的です。さまざま々なしがらみの中で他の国は指摘できない諸問題を、日本政府代表団がズバズバと突いていきます。

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きのうの午後から会場で話題になっているのはIUUについて。IUUとは「Illegal, Unreported, Unregulated」の頭文字を取った略で、ルールを破り、規制を無視して無制限に魚を獲る違法漁業のことです。第一にIUUの報告件数の多さに驚きました。
しかもWCPFCの場で報告されるのは、被害国と加害国との事前同意ができた場合に限られます。つまり氷山の一角で、その裏にはグリーンピースが目撃し各国当局に通報したケースを含めて、事前同意ができていない場合もたくさん潜んでいるのです。中西部太... >詳細を読む

会議2日目の朝。青い海の上にかかったきれいな虹が、私たちを宿泊先から会議場へと導いてくれました。グリーンピースが所有する船にレインボーウォーリア（虹の戦士）号と名づけるなど、私たちは虹に特別な思い入れがあります。昨日のオープニングスピーチではタヒチの大統領が４つの公海ポケットの閉鎖と違法漁業の根絶に力強く言及し、私たちを奮い立たせましたが、この虹を見たスタッフも「いいことが起きるサインだ！」と腕まくり。海の生態系保護と持続可能な漁業の保護に向け、気合を入れなおします。（写真1：会場となっているヒル... >詳細を読む