グリーンピース・ジャパン事務局長のブログです。事務局長としての意見の他、普段の活動報告では伝えきれないグリーンピースの考え方、活動の裏側をご紹介しています。
シリーズ 「NGOの役割を再考する」
第4回 「ねじれ」が嫌な方へ、「創造的対立」のすすめ
いよいよ参院選がはじまる。
先日、安倍首相が「国会のねじれを解消し、政治を安定させる」と訴えるのを聞いて違和感を覚えた。対立意見との調整があるからこそ、政治は安定するのではないのか。
また、先週の電力会社株主総会では、脱原発の株主提案がことごとく否決された。その際の経営陣の回答を聞いていると、提案自体が迷惑だと言わんばかりの議事進行や発言が目立った。
この「ねじれ」をめぐる発言や株主総会の回...
シンガポールが大変な大気汚染に悩まされているのをご存知ですか?
実はこれ、隣国インドネシアで発生している森林火災の影響です。
インドネシアはパルプ、パーム油、木材生産などのためにたくさんの熱帯雨林を伐採したり、焼き払ったりしてきました。
特に、泥炭地(でいたんち)と呼ばれる湿地において、自然林を伐採し水を抜き植林地とした土地は火災に脆弱になっています。今回、火災が広がっているのも、このような泥炭地の破壊が起因していると言われます。
環境問題の解決には、企業や消費者の「風と... >詳細を読む
昨日、安倍首相がインドのシン首相と原発輸出を前提に原子力協定の交渉再開を合意した。
東京電力福島第一原発事故の現場では、増え続ける放射能汚染水の問題など綱渡りが続き、多くの被害者が生活再建の目途を立てられずにいる。その一方で、安倍首相は『世界で最も安全な原発を提供できる』と海外に原発を売り込んでいるわけだ。
言語道断とはこのことを言うのではないか。
インドへの原発輸出はリスクが高い
実は、インドには原発事故の際、原子炉メーカーにも責任を問える法律が存在する。これは、インドで1984... >詳細を読む
第3回 “成長”が目的化する社会の危険性
「世界で勝って、家計が潤う」?
安倍政権は「世界で勝って、家計が潤う」というスローガンのもとに、原発などのインフラ輸出を拡大する「成長戦略」の柱を誇らしげに掲げた。
40年前に戻ったのかと錯覚するようなスローガンだ。多額の税金(ODAなど)を費やし、海外のインフラ建設を日本企業に受注させる「ばらまき外交」の復活を感じる。
いずれにしても世界で勝っても、家計が潤うのは一時的なものだろう。80年代のバブ... >詳細を読む
原発輸出が許されてしまう理由
安倍首相がトルコやアラブ首長国連邦(UAE)を訪れ原子力協定を結び、原発輸出を約束してきた。一方、福島第一原発事故の現場では、たまり続ける汚染水に悩まされるなど綱渡りの状態が続く。
海外では「原発は安全」と原発を売り込むが、国内では収束とは程遠い原発事故の脅威に市民がさらされ続けているわけだ。
なぜ、こんなことが許されるのか。
その大きな理由の一つは、日立、東芝、三菱重工などの原子炉メーカーは原発事故の責任を問われないという強固な仕組みがあるからだ。
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51 - 55109の結果。
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