事実
全電力需要の約15%をカバー。*1
2015年、大型水力を除く自然エネが原発6.8基分を発電。*2
太陽光発電の容量、世界第2位。*3

2012年から日本の自然エネルギーは急速に伸びています。

図:運転を開始した自然エネルギー発電設備の容量(万kW/年度)を示しています。自然エネルギー財団より(*4)

 

2012年7月に導入された固定価格買取制度(FIT)をきっかけに、日本でも積極的に導入されるようになった自然エネルギー。

特に、太陽光発電がぐんと伸びていて、2016年の伸び率は、中国・アメリカについで世界第3位です。総量はドイツを抜いて世界第2位になりました。

 

日本を支えるエネルギー源に着々と成長中。

2011年と2015年のエネルギーミックス(発電の”原材料”の内訳)を比べると、大型水力をのぞく自然エネルギーは、1.4%から4.7%に増加、実際に発電した量は416億キロワット時でした。これは原発に換算すると6.8基分の発電量に相当する電力。自然エネルギーも着々と頼れる存在になってきています。

さらに、2015年の全体の電気の使用量自体が、2011年と比べて約695億キロワット時=原発11基分も減っています。東京電力の福島第一原発事故後からの、企業や家庭での節電の努力がよくわかります。

かしこい省エネで使用量を抑えながら、自然エネルギーを広げていけば、原子力や化石燃料を使った発電を減らし、自然エネルギーの割合を増やし、自然エネルギー100%で支えられる日本の実現に近づけていくことが可能です。

 

自然エネルギー100%への、「エネレボ」シナリオ

図:2050年までの、ステージごとの電気の発電の割合について、国際エネルギー機関(IEA)とグリーンピースのシナリオの比較。グリーンピース・インターナショナルの「自然エネルギー革命シナリオ」より。

 

Energy Revolution Japan エネレボでは、2015年9月にグリーンピース・インターナショナル(本部)が発表した「自然エネルギー革命シナリオ」に基づいて、2050年までに、日本で自然エネルギー100%を達成することをめざします。

電気だけではなく、交通・熱の分野も含めて、人や環境に影響の少ない自然エネルギー100%でまかなうことができるのです。

日本で「エネレボ」を加速させるのは、あなたのアクション。

原発や、二酸化炭素を多く排出する化石燃料に頼らない、自然エネルギーの活用。「エネレボ」は、日本でも、世界でも、変化は着実に始まっています。その変化を加速させ、大きな変革を起こすのは、今日あなたがとるアクション。

一緒に、日本にエネレボを起こしませんか。

▶︎自然エネルギーについてよくある質問に、こちらのブログでお答えしています

▶︎日本・世界の自然エネルギーの発展について、こちらのブログで詳しくご説明しています

 

*1 環境エネルギー政策研究所より

*2 2011年と2015年を比較すると「水力除く再生可能エネルギー」の増加は416億kWh(経済産業省発表データより)。100 万キロワットの原発が稼動率 7 割で発電(年間61億kWhの発電量)していた仮定して試算。

*3 REN21環境エネルギー政策研究所『Renewables 2017 Global Status Reoprt』より

*4 自然エネルギー財団より