みなさん、こんにちは。

ボランティアキャンペーンサポート担当の宮地です。

 6月11日を迎え多くの尊い命が奪われた東日本大震災から3か月が経過しました。この間に福島第一原発は、原発事故最悪と言われるメルトスルーまでに至りました。

 僕たちは、東日本大震災で亡くなられた人々への祈り、そして現在に至るまで多くの人々の生活や未来に恐怖を与え続けている原発ではなく、安心できるエネルギーへのシフトを求めて東京・渋谷にてエネルギーシフトパレードを行いました。

 このエネルギーシフトパレードは今回で3回目。

この日は、朝から強い雨に見舞われましたが、パレードが行われるお昼過ぎには雨も止み、集まった人の数は1500人。

 14:46にエネルギーシフトパレードスタッフ、一般参加者全員で黙とうを行った後、パレードの隊列は出発地点となった東京/代々木公園から、渋谷や原宿を歩きました。

 パレートの隊列に加わってくれた人は1時間のパレード中、声を上げ続けてくれました。また沿道の人々もそれに答えるように、エネルギーシフトと声を上げていました。

 このパレードを作り上げている仲間は、普段、各企業に勤めている人々。みんな、自然エネルギーに対して各自の強い思いを持ち、夜もそれぞれの仕事が終わった後に集まり会議を行い作り上げてきました。

もちろんパレードに参加した人々も普段は、子育て中の方々、学校や企業に勤める方々が多かったと思います。そのみなさんが発する言葉の一つ一つに、原発脱却に向けた力強さそして福島の人々を思う気持ちが強く詰まっていました。

 僕は、グリーンピースが福島県周辺にて行ってきた放射線調査/測定活動にこれまで3回参加して、空気中の放射線量、農作物そして海水の放射能レベルを測定してきました。その間には、福島第一原発周辺に住んでいて、今回の原発事故がきっかけで避難生活を余儀なくされている方の話を聞いてきました。

 「なぜ、今まで原発の安全性に対して疑問を持てなかったのだろう」

 そんな声が、当たり前のように聞こえてきました。

実際に、原発の恐怖を体験した人の声は今、私たちが何をしなければいけないのかを考えるのには十分なものでした。

 市民全体で考え、その答えを声として伝えなければ何も変わらない。

これまでに参加した放射線調査活動そして、今日のパレードを通じて強く感じました。

 エナジーシフトNow!