こんにちは、核・エネルギー担当の鈴木かずえです

「原子力災害対策指針(改訂原案)」に対するパブリックコメントが2月12日まで募集されています。
原発事故のとき、政府が、あなたや、あなたの大切な人をどう逃がすか、逃がさないかを決める指針ですから、
わたしたちの意見を少しでも反映させないと、きちんと逃がしてもらえない可能性があります。ぜひ、パブコメ出しましょう。
WEBからの提出はこちらから
わたしも、「原子力災害対策指針(改訂原案)」を読んで、コメントを書いてみました。
パブコメ期間が短すぎ
募集開始は1月30日。〆切は2月12日。たった2週間です。
あまりにも短すぎます(という意見も送れます)。
パブリックコメントの意見提出期間は原則1か月間です。
今回2週間と短いのは3月18日までに地方自治体が防災計画を策定しなければならないからといいます。大事な防災指針がスケジュール優先では困ります。
避難基準が毎時500マイクロシーベルトで高すぎ
(該当箇所:別添頁6表3)
避難基準が毎時500マイクロシーベルトとなっています。
500マイクロシーベルト=0.5ミリシーベルト。
2時間で一般人被ばく限度を超えてしまいます。
緊急防護区域30キロで狭すぎ
(該当箇所:別添頁1表1)
アメリカ政府は福島第一原発事故発生から5日後、日本在住のアメリカ市民へ福島原発周辺50マイル=80キロ圏内からの避難と退去の警告を発していました。
30キロでは狭すぎます。
SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の活用について
(該当箇所頁3「第3 緊急事態応急対策 (2)異常事態の把握及び緊急事態応急対策」)
グリーンピースは、SPEEDIをもっと予測で活用するべきだと考えています。
過酷事故の放射性物質放出規模を想定し、その土地に吹く風の特徴や地形その他の条件を反映させて、何度もシミュレーションを重ね、事故の影響範囲を予測する――そのためにこそSPEEDIを活用することが重要です。
(原子力規制委員会は、原発事故時に住民の避難の判断をする際、SPEEDIは使わないとしています。委員会はその理由を「信頼性がない」からとしていますが、実際は、SPEEDIのシミュレーションは、汚染の実態と照らし合わせても正確で、信頼性がないのは情報を隠した政府でした。)
本当の防災計画は廃炉計画
防災について、考えれば考えるほど、放射能からすべての人々を守る方法は原発をやめて、廃炉にしていくことしかないという結論に至ります。それこそが、福島原発事故が教えてくれたことです。
パブコメを出そう
パブコメは、行政手続法により、政府は、考慮した結果及びその理由を公表しなければなりません。
ぜひ、出しましょう。家族で、出しましょう。
また、これほど大事な問題をスケジュールありきで拙速に進めるのは問題です。
原子力規制庁に、2週間では短すぎるとの声を届けたい方、以下が電話番号です。
03-3581-3352