こんにちは。エネルギーチームの鈴木かずえです。

講演会チラシ

フランスで発覚した原発部品強度不足問題。当初からこの問題にかかわってきたグリーンピース・ドイツの核問題シニアスペシャリスト、ショーン・バーニーが、大阪で講演します。

主催は、「美浜の会」と「グリーン・アクション」です。

是非ご参加ください。

 〜 警告 原発部品強度不足問題 講演会 〜

フランスで起きたことと日本の原発におけるリスク

2月18日(土)13:30(開場 13:15)〜16:30

高槻市生涯学習センター 第2会議室

高槻市総合センター3階

入場料:500円

共催・お問い合わせ:グリーン・アクション / 美浜の会

協力:グリーンピース・ジャパン

フランスで、日本のメーカーが供給した原子炉圧力容器、蒸気発生器といった非常に重要な機器の部材において、規格を上回る炭素濃度が認められ、強度不足のリスクのため、現在、原子炉を停止するなどして、詳細な調査・検査が行なわれています。

これを受けて、8月24日、日本の原子力規制委員会は、電力会社に対し、部材のメーカーや炭素濃度について報告を指示しました。10月31日、電力会社が、問題はないとする報告書を提出しました。11月22日、原子力規制委員会は、強度不足の恐れはないとする調査結果を取りまとめました。

しかし仏放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は、この強度不足により、破壊、炉心むき出しから溶融にまでつながるリスクを有すると警告しています。慎重な判断が求められます。グリーンピース・フランスは規制当局と電力会社との会合にも参加しています。ショーン・バーニーが最新の事情をお話します。

日本の原子力規制委員会は、書類の検査で「問題なし」と判断してしまいましたが、フランスのように現物の検査(非破壊検査、破壊検査など)が必要です。


 

グリーンピースは、日本の原発の現物の検査を求めて活動しています。

ぜひ、署名にご協力ください。
すでに署名してくださった方は、ぜひ、この続報を広めてください。

日本でも、強度不足が疑われる部品の、現物の検査を!

ぜひ、「いますぐ検査を」署名にご参加ください。

「いますぐ検査を!」署名する >

 


ツイート

 


グリーンピースは、政府や企業から一切お金をもらっていません。独立した立場だからこそできるこうした活動で、緑豊かで平和な未来を実現するため、ぜひ、ご寄付で今後の活動へのご支援・ご協力をお願いいたします。

 

【強度不足問題関連ブログ】

フランスで強度不足原発再稼働。問題は終わったのか?

フランスでは、原発部品データ捏造が発覚 日本の原発は、大丈夫?
検査実施へ小さな一歩。原発強度不足問題ー国会で田中委員長に「検査を」迫る
フランスでは、現物検査、日本は書類審査だけ。この違いはどこから? –原発部品強度不足問題
「いますぐ検査を」署名、継続します! 原発部品、強度不足問題
鹿児島でうったえた 原発部品強度不足問題
日本メーカー部品問題でフランスの原発に停止命令ーー日本は?
関連資料
報告書:⽇本の原⼦炉の⼀次冷却系部材、炭素異常に関するレビュー 最終第⼆部及び三部 ⽇本の原⼦⼒発電所内に存在する⽋陥を有する可能性 のある部材 
まさのあつこさんによるショーン・バーニー インタビュー記事 「日本製鋼材の強度不足でフランスの原発停止中! 日本の原子力規制委は何をすべきか?」
日刊SPA! 記事:日本の原発17基の「重大欠陥部品」疑惑。放置すれば破局的事故の可能性も!? 

衆議院 原子力問題特別調査委員会 2016年12月9日 民進党初鹿明博議員 原発部品強度不足問題について質問 議事録 

グリーンピース・ジャパン

ライターについて

グリーンピース・ジャパン
グリーンピースは、環境保護と平和を願う市民の立場で活動する国際環境NGOです。世界中の300万人以上の人々からの寄付に支えられ、企業や政府、一般の人々により良い代替策を求める活動を行っています。ぜひ私たちと一緒に、行動してください。

Comments

あなたの返答を残す