みなさん、こんにちは。

ボランティア担当の宮地です。

先週末に行われたセミナー「海の問題を考える~放射性物質の行方とお魚への
影響~」にお招きいただき、3つのポイントに焦点を置いて、みなさんと一緒に
考えていきました。

福島原発事故後の海洋汚染の実態
乱獲・違法漁業の影響で数が減少しつつある漁業資源
私たち消費者に出来ること


主催団体の八王子パパ会『Cache-PAPA』は、パパたちが育児に積極的に関わることが当たり前の世の中になるように活動しているそうです。

Cache-PAPAメンバーのみなさんとお話しすると、いままでライフワークとして活動してきたことがなかったけど、Cache-PAPAに参加し色々な行事や他のパパたちとの会話を通じて、考え方に多様性が生まれるきっかけになったと、教えてくれました。

セミナーに参加したパパたちからは、

『放射能検査をした魚の検査値表示をしっかりして欲しい』
『魚の流通に関する十分な情報公開をお願いします』
『子どもにもおいしい魚を残したい!』
『家族で魚の選択について話して食卓の食材を考えていく』
『スーパーを利用するときに販売されている魚に関して、あまり深く考えなかった。一消費者として声を挙げる重要性に気付いた』
という声が上がりました。

左:Cache-PAPA代表 田所さん 右:副代表 岡田さん

最後にCache-PAPA代表の田所橋さん(写真左)の言葉、

 私が、パパ会を作ったきっかけは、父親が育児に積極的にかかわることで、ママの育児負担軽減や女性の社会進出促進、父親の地域の繋がりが広がり、安心・安全な地域社会につながるのではないかと思い、パパ会を作りました。

パパ会のような活動を通して"父親が育児にかかわることは当たり前で、自分にとってもママにも子どもにも、いっぱい楽しいことも良いこともあるよ"ということを伝えていきたいと思っています。

(左:Cache-PAPA代表 田所さん 右:副代表 岡田さん)

今日のセミナーを聞いて、グリーンピース・ジャパンの活動が、相手を批判したり、過激に要求するようなものではなく、自分たちの調査などを通して、「提案して、一緒に考えていきましょう!」というスタンスで行われているんだなと感じました。形式だけのものでなく、熱意があり、その熱意の中に「子どもたちの未来のために」という気持ちがあるのだと思います。

そして、実際に生の声を聞くことがいかに大事かわかりました。しっかり自分で見極め、確認し、行動する勇気が必要だと思いました。

自分の子どもも含め、すべての子どもたちの未来を考えたら、自分で考えて、動かないといけないということを再認識しました。

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僕たち一人一人の活動は、すぐに社会を変えることに直結しないかもしれません。
しかし、一人一人が意見を発することにより、社会そのものの多様性は広がり
「公正・公平」な社会の実現に繋がります。

豊かな海の資源を次世代に残すために署名を行っています。
ぜひ、みなさんご参加ください。