「海も人もハッピーに」がモットーの海洋生態系担当、小松原です。
今日は、みなさんに緊急のお願いがあります
沖縄県の辺野古・大浦湾は、今この時、米軍新基地建設に揺れています。
ここは、サンゴが悠久の時をかけて創り上げた豊かな生態系が広がる、5300種類以上の生き物たちが棲む「命の海」です。
そこがいま、米軍の新基地建設のために埋め立てられようとしています。
今週のはじめ、地元沖縄の人々の圧倒的な埋め立てNO! の声を受け、県民を代表する沖縄県の翁長知事が埋め立て承認を取り消しましたね。
それにも関わらず、政府は埋め立て工事を強行するための手続きを取り、その気持ちを踏みにじろうとしているのです。
辺野古・大浦湾は、ジュゴンやウミガメなどの絶滅に瀕する262種類の生き物たちの拠り所でもあります。ひとたび埋め立てが始まってしまえば、希少な生き物たちと、その命を育む海が永久に失われてしまう。
生物多様性保全の観点から、ラムサール条約や国際自然保護連合(IUCN)も度重なる保護勧告をしていますが、埋め立てによる影響がどれ程のものか、また、どうやって影響を最小限にするか等の対策がされないまま、強行に埋め立てられようとしています。
それは、この海と共に生きる人々の気持ちをも、大量の土砂の中に埋めてしまうことに他なりません。
みなさんもどこかで聞いたことがあるかもしれません
グリーンピースの船「虹の戦士号」の名前の由来となった、北米先住民族に伝わる「虹の戦士」という伝説があります。
「いまに、地球は病み、海は黒ずみ、川の水は毒となり、動物たち植物も姿を消しはじめるとき、まさにそのとき、人々を救うために世界中から虹の戦士が現れる」
グリーンピースは新基地に反対を続ける地元の人々の要請を受けて、この「虹の戦士号」を辺野古に派遣し、命の海を守ろうと願う人々と共に立ち上がることを決意しました。
あなたも虹の戦士となり、沖縄の人々に声援を送ってください
人々の勇気ある行動を支え、この現状を国内外へ伝えるためには、一人でも多くの人の声援が必要です。
「勇気ある沖縄の人々の行動を応援したい」
「大量の土砂から希少な自然を守りたい」
みなさんから集まった一人ひとりの声を「虹の戦士号」に乗せ、私たちグリーンピースが辺野古・大浦湾に届けます。
私も今日、キャンプシュワブ・ゲート前で座り込みを続ける方々に、想いを伝えてきました。
「多様な生き物たちと美しいこの海を守りたい」
たくさんの声に支えられ、沖縄の人々の気持ちが日米両政府に届き、埋め立て工事が止まってくれることを願っています。
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