みなさんこんにちは。食と農業担当の関根です。

先のブログで、新しいネオニコが解禁されそうな段階にきていることをご報告しました。もうパブコメを出したよ、というお便りもとどいています。

アメリカでもヨーロッパでも裁判になっているこの新ネオニコ(スルホキサフロル)。アメリカではもう使用許可が取り消しとなっています。一方、日本ではそんな事実も公表されず、このままではこっそり解禁されてしまいそう。

締め切りは1月2日です。年の瀬の忙しいときですが、まだの方はぜひパブコメを書いてください。グリーンピースも書きました[注1]。

 

グリーンピースで書いた意見のポイントは次の通りです。

【意見】新たなネオニコ(スルホキサフロル)の残留基準の案を撤回して、輸入の許可や国内使用を求める申請はすべて却下するべき

理由1.輸出の想定されているアメリカでも安全性が十分確認されていないため使用許可が取り消されているから

理由2.使用許可が取り消しされたという事実を厚生労働省は公表しないままパブリックコメントをすすめているから

理由3.残留基準値案が国際基準(Codex基準)よりも高いアメリカの基準に合わせられているから

理由4. みつばちへの毒性が非常に高い農薬だから

 

 

パブコメを送ろう(締め切りは1月2日)

パブコメの送り方は3通りあります。
ミツバチや環境をまもるために、まだの方はぜひ「ネオニコチノイドの使用を増やさないで」の一言でもいいので、パブコメをだしてください。

出したけど、また思いついたという方、いくつだしてもOKです。

【パブコメ関係資料のあるサイト】

今回のパブコメ資料は、電子政府のパブコメのサイトからダウンロードできます

 

【パブコメの送り方】

(1)オンラインの意見提出フォームを使って送る

「パブリックコメント:意見募集中案件詳細」画面の下にある意見提出フォームへのボタンをクリックし、「パブリックコメント:意見提出フォーム」から提出します。

 (2)郵送する (1/2必着です)

〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2  厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部基準審査課残留農薬係宛て  * 封筒の表に「スルホキサフロルの残留基準設定について」と赤で書いてください。

 (3)FAXする

FAX:03-3501-4868  厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部基準審査課残留農薬係宛て   * 表題に「スルホキサフロルの残留基準設定について」と書いてください。

 

パブコメを出したら、もうひとつアクションを

環境に重大な影響が指摘されている農薬でも、日本ではどんどん使用が解禁、緩和されていってしまうのはなぜでしょうか。理由のひとつは、現在のルール(農薬取締法)で、ミツバチなどへの影響を厳しく審査してこなかったこと。

 そんなルールを変えるために、年末年始にもうひとアクション、「子ども・ミツバチ保護法を求める署名」に参加してください。下の画像をクリックして20秒でできます。

殺虫剤(農薬)は、残留農薬だけでなく、自然環境や人の住む環境、そしてミツバチたちへの影響も大問題。

だから、農薬についてのルールは、「ミツバチなど花粉を運ぶ生物への影響」という観点でも透明性のある審議をし、養蜂家さんを始め、市民の意見を反映できるものへ、変えていく必要があります。

もう署名してくださった方は、ぜひお友達にシェアをおねがいします

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 [注1] グリーンピースの書いたパブコメ