いよいよ、4月から家庭でも電力会社が選べる電力自由化、始まりますね!
新しい電力会社の広告やチラシのコレクターと化しているエネルギー担当の柏木です。

「原発や化石燃料じゃなくて、自然エネルギーに乗り換えるのが当たり前だよね」

そんな世の中にするために、グリーンピースは今日、クリーンな電気への乗り換えの波を起こすためのオンラインアクション「#iSwtich 今だから、クリーンな電気に"スイッチ"しよう」が始まりました。

すでにみなさん続々と参加してくれていて、少しずつ乗り換えの輪が広がっています!あなたも一緒に波を起こしませんか?

さて、重要なのは、どこに乗り換えるか、ですよね。「#iSwtich」に参加してくれた方には、電力会社への独自の調査を元にして作成する『電力会社クリーン乗り換えガイド』を無料でプレゼントします。このブログでは、改めて選ぶときのポイントをおさらいしたいと思います。

登録されている新しい電力会社の数は199社(2月23日時点)

「たくさんの電力会社のなかから、どうやって電力会社選ぶか分からない!」という方も多いのでは?

100%自然エネルギーを供給する電力会社はあるのか?原発の電気を使わない電力会社はあるのか?

これから始まる電力自由化に向けて、みんなが気になっている疑問にお答えしたいと、今電力会社へのアンケート調査を行っています。その結果をお知らせする前に、今日は電力会社を選ぶときの大切なポイントをお知らせします。

 

4月に何が変わる?

実は、電気を多く使う企業や工場などは、すでに自由に電力会社を選ぶことができました。マンション等にお住まいの方が、地域独占の電力会社以外の電力会社と契約しているとしたら、大口顧客として一括で契約しているからなんです。

今年の4月1日からは、これまで電力会社が選べなかった一般世帯でも(50kW以下・低圧と言います)電力会社が選べるようになります。

電力会社を乗り換える場合乗り換えたい電力会社に連絡します(元の電力会社への連絡は不要)。乗り換えるために、電線をかえるなどの工事は不要・費用が発生することもありません。「スマートメーター」ではない場合は、変更が必要となります。

電力会社を乗り換えない場合グリーンピースとしては、ぜひ電力会社の乗り換えを検討してほしいと思っています(詳しくは下の方で!)が、「少し様子を見たい」という方もいらっしゃると思います。4月の段階で、何もしなければ、これまでと同じ電力会社との契約が継続します(手続き不要)。

 

1) “電気の原材料”で選ぶ

色んな電力会社の広告を目にしますが、どこも似たように見えますし、しかもほとんどが「安さ」のアピールですね。ぜひ、電力会社を選ぶときには、電気が何から発電されているか、「電気の原材料(電源)」に注目を。

原発はもちろん、石炭も要注意の電源です。石炭は、気候変動の要因となる二酸化炭素(CO2)の排出が他のどの発電方法よりも多く、イギリスでは2025年までにすべての石炭火力発電所の閉鎖が決まるなど、海外では規制が強まっています。日本では、石炭火力発電について政府の規制が非常に緩いうえ、企業の認識も甘いので、石炭火力発電でつくられた電気を使い続けています。

石炭火力発電が増えると、その分のCO2を減らすことを理由に、発電時に二酸化炭素を排出しない原発を動かす理由にもなりかねないなど、問題は盛りだくさんです。原発と石炭火力発電は、セットで推進されかねないことをぜひ思い出してください。

 

2) ”情報の透明性”で選ぶ


図:ドイツで表示が義務化されている電源構成・二酸化炭素排出量・放射性廃棄物量を日本式に。

何で発電された電気なのかを知るために必要なのは、すべての電力会社によるわかりやすい情報開示とその表示。サポーターのみなさんと一緒に「発電方法の表示の義務化」を求めてきましたが、みんなの声があって、「努力義務」になりました。この「努力義務」を果たして、電気の原材料をしっかり公表し、消費者の目にとまりやすいよう請求書や広告に表示しているかどうか?というのも、ひとつのポイントです。

もし、分かりやすい情報がなかったら、電力会社に直接「電源構成や二酸化炭素の排出量を教えて!」と伝えるのも効果的です。先日、セールスの電話をくれた東急パワーサプライの方に伝えたら、「3月中にはホームページで公開します」とのことでした。選択権を持つ消費者のチカラ、どんどん活用しましょう!

 

3) ”目標”で選ぶ

みなさんが支払う電気代が、どのような発電に使われるか?ということを考えて選ぶのも一つの考え方。

「自然エネルギー100%の電気」を供給する会社と契約しても、電気はいろいろな発電所で発電された電気と混ざって、家庭に届くため、自宅のコンセントから自然エネルギー100%が直接使える訳ではありません。

でも、自然エネルギーを推進する電力会社と契約すれば、電気代は新しい風力発電や地熱発電などの、自然エネルギーへの投資に使われます。だからこそ、電力会社の将来への目標は大事。「自然エネルギー100%を目指します」と宣言している会社であれば、安心して電気代を支払えます。

 

4) ”親や親戚”で選ぶ

電力会社のなかには、じつは東京電力や関西電力の100%出資子会社もあります(それぞれ、テプコカスタマーサービス、関電エネルギーソリューション)。子会社を経由して、あなたのお金を原発や石炭など原発や石炭、そして石油など環境や人に悪影響のあるものに使われないよう、どんな”親”を持つ会社なのか要チェックです。

そして、”親戚”も要チェックです。既存の電力会社は、さまざまな企業と提携を組みはじめています。例えば、東京電力と提携して同社の代理店となっているビックカメラと契約した場合、あなたの支払う電気代が行く先は東京電力の電源かもしれません。

 

最後に、#iSwitch へのお誘い

電力自由化される市場は、8兆円。
その規模で乗り換え(スイッチ)が起こったら、電気の世界は確実に変わります。

せっかく手に入る”選ぶ力” ー みんなでクリーンな電力会社に乗り換えませんか?

クリーンな電気へのスイッチを表明するオンラインアクション「iSwitch(アイスイッチ)」では、あつまった数は、自然エネルギーを中心とした電力会社に対する大きな応援になります。
ぜひ、あなたもiSwitchして、クリーンな電気を増やす一員になりませんか?

▼このスイッチをクリック!

 

【ご参考情報】

▼ 新しい電力会社のリストはこちら(まだまだ、電力会社の数は増えそうです。電気の供給予定エリア、家庭への販売をするかも、情報があります)

▼ 経済産業省が発表しているQ&Aはこちら。停電したらどうしたらよい?など、大切な質問に対する答えも。

▼ 東京電力の「販売代理店」について
2月22日時点の情報:http://www.tepco.co.jp/jiyuuka/pdf2/hanbai-j.pdf
こちらのウェブサイトにあります:http://www.tepco.co.jp/jiyuuka/index-j.html#


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