こんにちは。エネルギー担当の柏木です。

2013年9月から2015年8月までの約2年間、日本の原発は1基も動いていませんでした。原発が動いていなくても、電気は足りていて、大規模な停電も起こりませんでした。

その原発の停止のために、既存の火力発電の出番を増やす必要もありましたが、同時に寄与していたのが、省エネルギーと自然エネルギー。2010年度に10,451億キロワット時(kWh)だった日本全体の電力消費は、2014年度には9,610億kWhにまで減少しました。

この4年間で、減少した電力消費量、840億kWhは、なんと福島第一原発事故前に、原発16基が発電していた量に相当します。

また、原発が停止し、火力発電が増えたことによって、気候変動の要因となる二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量が増えることも指摘されていましたが、2014年度の状況を見ると、2013年度よりも減少しています。

出展:環境省(http://www.env.go.jp/earth/ondanka/ghg/2014sokuho_gaiyo.pdf)

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