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私たちが朝起きて歯を磨く瞬間から、一日の終わりにテレビを見る時まで、私達はプラスチックに囲まれて生活しています。 

Plastic toothbrushes are lined up on Kahuku beach, Hawaii. 26 Oct, 2006,  © Greenpeace / Alex Hofford

プラスチック容器に入っている商品を一つも買わずに、スーパーマーケットを出ることは想像することさえ難しいほどです。

しかし、いつもそうだったわけではありません。実際、プラスチックがほとんどない世界で生まれた人々が今も生きています。ひとかけらのプラスチックゴミさえ打ち上げられてないビーチを想像してみてください。歴史の中で何がこのような変化を引き起こしたのでしょうか?

Plastic waste is seen washed ashore in the Truk Lagoon, Micronesia. 15 Jun, 2016,  © Robert Marc Lehmann / Greenpeace

近代のプラスチックの需要を増加させた原因には、諸説があります。 

一説には、19世紀後半に、ビリヤードボール業界の会社が、象牙の代替品が必要であることに気付きました。

その時点で人間はすでに毎年少なくとも453,000キロ(100万ポンド)もの象牙を消費しており、そのペースが続くと遠からず象が絶滅すると新聞で報道されていました。

そのため新しい材料を探し出すレースが始まりました。

数十年にわたり、欧米の化学者が解決策を探し求めました。

数年の試行錯誤の末、彼らは今日知られているプラスチックを発見しました。そして、20世紀初頭には象牙製ではない櫛や象牙ではないボタンの付いた服を人々が買えるようになりました。

このような科学的な発展があっても当時は、都市の周りを風に吹かれて飛ぶビニール袋も、プラスチック製リングにからまれた魚もまだ現れていませんでした。 それでは、私たちの生活の中でこのプラスチックの爆発的急増を引き起こしたものはいったい何だったのでしょうか?

製造業者にこの材料を受け入れるよう促したのは、2つの重要な要因がありました。

第一番目の要因は、大量生産ラインの発展でした。

それ以前は、工場では1つの製品を作るのでさえ多大な人的労力を必要とし、プラスチック製品の生産には大変な時間がかかりました。

第二番目の要因は第二次世界大戦でした。

プラスチックはバズーカの砲身から航空機部品に至るまで多様な用途に使われていました。1939年から1945年にかけて、プラスチックの生産量はほぼ4倍に増加しました。 

戦争が終わると、プラスチック会社は利益を増やし続ける必要があったため、生産を軍用車からバービー人形に切り替えたのです。

プラスチックはとても安く、誰もが買える値段でした。プラスチック容器、プラスチック家具、プラスチック玩具など。 プラスチックは広い分野で求められる材料になりました。 

Data from PlasticsEurope, qz.com

しかし、かつての解決策だったプラスチックが今や問題となりました。  

なぜなら、プラスチックは長い年月腐ることがありませんので、今まで作られたプラスチックのすべてがまだ存在し、今後も少なくとも500年間は存在し続けるのです。 

Gannets on Heligoland with Plastic Waste. 7 Aug, 2015,  © Robert Marc Lehmann / Greenpeace

わかりやすく言えば、レオナルド・ダ・ヴィンチがモナリザを描いていたときにペットボトルから水を飲んだとしたら、そのボトルは今もなおまだ完全に腐食分解されていないということです。

日々、ますます多くのプラスチックが生産され、使用され、廃棄され続けています。 

例えば、使い捨てのプラスチック製カップが製造されている国では、パッケージから出されて使用され、ごみ箱に入れられるのまでに数秒しかかからないことさえ起こりえます。 

非常に多くのプラスチックが消費されており、海に流れ出たプラスチック製品が渦巻いている北太平洋水域の面積は、フランス国土を上回るほどです。 

プラスチックはどこにでもあるため、鳥は巣作りにさえプラスチックを利用しているほどです。

そして、問題は生産されるプラスチックの量だけではありません。

プラスチックに関連するすべてのことが地球の環境に有害です。プラスチックを生産するために使用される化石燃料の抽出による影響から、それが燃やされたとき環境に放出される毒性物質の健康への影響、海の生命への壊滅的な影響まで、様々な悪影響を環境に及ぼします。 

あなたもそれに対してできることがあります。

あなたが使用しているプラスチックの量を減らすことは難しいように思えるかもしれませんが、それはあなたが考えるより簡単です。

あなたは、数々の方法で効果を上げることができます。自分の買物袋を食料品店に持っていくこと、プラスチック製のナイフやフォークやマイクロビーズを含む製品の購入を避けることなど、簡単な行動で未来を変えることができます。

(翻訳者補足:マイクロビーズとは直径0.5mm以下のプラスチックの粒子のこと)

重要なことは、あなたが何を消費しているのか、それがあなたの人生だけでなく周囲の環境、さらに地球全体、素晴らしい大小の生きものたちにもどのように影響を及ぼしているのかを認識することです。

グリーンピース・USA ディエゴ・ゴンザガ

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