2015/10/14 プレスリリース:「ソラライズふくしま」始動〜10月23日から11月24日までクラウドファンディングを実施〜

プレスリリース - 2015-10-14
グリーンピース×福島県三春町のコミュニティショップ、共同プロジェクト「ソラライズふくしま」始動、10月23日から11月24日までクラウドファンディングを実施、市民の力で福島にもっと太陽光エネルギーを

国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、1023日から1124日まで、福島県三春町のコミュニティショップに太陽光パネルを設置するクラウドファンディングを地元住民と共同で実施します。クラウドファンディング・プラットフォーム「MotionGallery」を用いて賛同者から協力を募り、設置費用の一部をまかないます。太陽光パネルを設置するのは、コミュニティショップ「えすぺり」(福島県三春町、野菜とパンの直売所)で、グリーンピースは、同店経営者で30年以上有機農業に取り組む大河原伸さん・多津子さん夫妻の畑の放射線調査を行うなど、東京電力福島第一原発事故直後から継続的に協力・支援しています。この試みは、福島県における太陽光エネルギー普及をめざすプロジェクト「ソラライズふくしま」の一環として取り組むものです。

「えすぺり」前にて地域住民の方と

大河原夫妻は、東京電力福島第一原発事故後から 「電気のことを人任せにしたくない」という住民が福島県内で増えるなか、「えすぺり」が自然エネルギーの電気を活用する新しい暮らしのモデルとなり、コミュニティに広めることをめざしています。「太陽光パネルを設置する取り組みが三春町、そして福島県内に広がることで、自然と寄り添って生きる暮らしを福島から全国へ伝えていきたい」と大河原夫妻は思いを語りました。

グリーンピース・ジャパン、エネルギー担当の柏木は、「プロジェクト名には、福島県をソラライズ=太陽のエネルギーで電気をまかない、自然と人の力にあふれた場所にする、という思いが込められています。ひとや環境に悪影響を与える原子力や化石燃料を使った発電から、市民の力で、環境と調和した自然エネルギーへ。そんな移行を象徴するプロジェクトです」と話しました。

 

「えすぺり」の店内

【クラウドファンディング詳細】
期間:20151023日~1124
実施方法:クラウドファンディング・プラットフォーム「MotionGallery」を用いて実施URLhttps://motion-gallery.net/projects/solarise-fukushima1023日公開)
目標金額:1,200,000円 (太陽光パネル設置費用の約1/3に当たる)
出資金は500円から100,000円まで選択でき、出資者は希望する額でプロジェクトに参加が可能。出資金額に応じて「えすぺり」から直接出資者に届けられる「リターン」(お礼)を予定。
プロモーション:11月に、太陽光エネルギーに親しめるイベントを都内で開催し、一般の方とプロジェクト出資者を招き、プロジェクトのビジョンに共感した人、自然エネルギーに興味を持つ人が集まる機会を設ける予定。
◇”0円サポーター”(金銭での援助ではなく、ソーシャルメディアや口コミでプロジェクトを広め、成功を支える応援チーム)もグリーンピース・ジャパンのウェブサイト上で募集し、プロジェクトに込められたメッセージがより多くの人に伝わるようサポートします。
URL: www.greenpeace.org/japan/ja/action/0yen-supporters/1023日公開)

【大河原伸さん・多津子さん夫妻プロフィール】

30年ほど前から福島県田村市で有機農業を始める。東京電力福島第一原発事故後は、自分たちの農産物・加工品の放射線量を測定し、数値を公表して販売する「壱から屋」を起業。野菜やパンを売る直売所「えすぺり」も2013年に立ち上げる。農閑期には、子ども向けのオリジナル人形劇を上演するなど、活動は幅広い。二男三女を持つ。

【国際環境NGOグリーンピース・ジャパン】
世界規模の環境問題に取り組む国際環境NGO。オランダに本部を置き、日本を含めた世界40以上の国と地域に事務所を持つ。環境保護を願う市民の立場で利害関係に左右されない活動をするため、政府や企業から資金援助を受けず、世界280万人、日本5,000人の個人会員の寄付で支えられている。

このプロジェクトは、2050年までに日本を100%自然エネルギーの電気でまかなうことをめざすグリーンピースの活動「エネレボ Energy Revolution Japan」の一環で、福島県から電気との付き合いかたを変えることで、原発から自然エネルギーへの移行を後押しすることをめざしています。

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国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

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