2015/11/06 プレスリリース: グリーンピースの船「虹の戦士号」 辺野古・大浦湾沖に引き続き、名護漁港沖寄港も却下

プレスリリース - 2015-11-07
国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、名護漁港沖寄港のため、那覇新港を11月6日23時に出航する趣旨の不開港場寄港特許申請書を提出し、本日中の回答を求めていましたが、沖縄総合事務局より許可を得られなかったことを発表しました。これによりグリーンピースの帆船「虹の戦士号」に対する名護漁港沖への寄港は、辺野古・大浦湾沖に引き続き、事実上の却下となる形です。同局は、本日中に許可を出せない理由として、グリーンピースが本日12時、沿岸輸送特許申請を提出したこと、また、国土交通省海事局外交課が閉庁したという説明を行いました。

沖縄総合事務局の担当者は、不開港特許申請の結果通知が遅れた原因を「不開港特許申請後に沿岸輸送特許申請が出され、国土交通省の方で二つの申請を同様に扱う必要があり、不開港の審査に遅れが生じている」と説明しました。そもそも不開港と沿岸輸送は別々の申請として扱われるもので、この理由は時間稼ぎをしているとしか考えられません。また、「国土交通省海事局外交課が本日はすでに閉庁してしまったため、回答は月曜日になる」との説明を受けました。

グリーンピースは事前に予定行動表を提出し、誠心誠意をもって協議を重ねてきたのにも関わらず、このような対応を受けたことを不当に思っていることを伝えました。沖縄総合事務局の担当者はそれに対し「申し訳ないと思っている」と話しました。

グリーンピース・ジャパン 事務局長佐藤潤一
「虹の戦士号の出港予定が本日でありながら、月曜日まで待つようにという理不尽な対応は、まったく信じがたい。国は一体なにを恐れているのか。それは、虹の戦士号が大浦湾や名護湾に向かうことで沖縄だけではなく、国際的な世論が高まることだろう。」

 

グリーンピースは船の派遣に加え、新基地建設に反対する沖縄の人々に声援を送る緊急オンラインキャンペーン「辺野古・大浦湾を海洋保護区に」を実施中です。集まった声援は、沖縄県翁長雄志知事に提出することを予定しています。

 

キャンペーンウェブサイトhttp://www.greenpeace.org/japan/ja/Action/HenokoBay/

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国際環境NGOグリーンピース・ジャパン