2016/09/05 グリーンピース声明:九州電力は鹿児島県民の声に応えて川内原発の即時一時停止をーー九州電力へ抗議文を送付

プレスリリース - 2016-09-05
国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、本日、九州電力が、鹿児島県の三反園訓知事による川内原発1、2号機の運転の即時一時停止と再点検を求める要請には応じないと正式に回答したことを受けて、下記の声明を発表するとともに、九州電力の瓜生道明社長に抗議文を送付しました(注)。

「九州電力が、川内原発を一時停止しての再点検を公約として掲げて当選し、鹿児島県民の支持を受けた三反園知事の要請を受け入れなかったことは、許されない行為です。九州電力や原発を保有する他の電力会社は、原子力規制機関が自分たちの言いなりであることをいいことに、自社の利益を最優先し、市民の安全と環境を二の次にしてきました。いまなお続く、東京電力福島第一原発事故の大惨事は、まさにその結果です。残念なことに東電福島第一原発事故後もその体質は変わっていません。

九州電力からの鹿児島県知事への回答は、県民の懸念にはまったく応えていません。一時停止しての点検を拒否したこと決定は、原発の地元で暮らす人びとの権利、そして民主主義を踏みにじるものであり、断固として抗議します。九州電力は、原発の安全性や避難計画に疑問を抱く多くの人の声に耳を傾け、原発を停止するべきです」

 注)「鹿児島県三反園知事からの川内原発1、2号機即時一時停止の要請を拒否したことに対する厳重抗議」 

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国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

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