2017/05/19 共同プレスリリース:環境NGO4団体、厚生労働省へ署名7,818筆を提出 ミツバチと子どもに影響のある農薬の登録中止を求めて

プレスリリース - 2017-05-19
環境NGO4団体から成る「ミツバチと子どもをまもる実行委員会」は、本日5月19日(金)、厚生労働省の生活衛生・食品安全部と面会し、ネオニコチノイド系農薬スルホキサフロルの登録中止を求める署名7,818筆を提出しました(注)。

スルホキサフロルは、ミツバチへの毒性が強いことから製造元のダウ・アグロサイエンス社のあるアメリカでは養蜂家らが裁判を起こし、一時認可が取り消された農薬です。人への安全性についても疑いがあり、特に発達段階の胎児や乳幼児への影響が懸念されています。

厚生労働省は、同農薬の残留基準を野菜・米・果物など85品目、肉を含めると100品目以上を設定しています。この残留基準値設定に関して、2017年3月1日から30日にかけ募集されたパブリックコメントでも、約400件のコメントが集まり、ミツバチや環境への影響を懸念する意見が多くを占めました。昨年3月にもパブリックコメント537件が集まり、一時登録は保留されましたが、同年10月にアメリカで使用条件を厳しくする形で再登録が決まり、日本でも今年の2月に登録プロセスが再開されました。

グリーンピース 署名提出 スルホキサフロル ネオニコチノイド 農薬

写真:署名提出の様子

グリーンピース・ジャパン 食と農業担当 関根彩子は「スルホキサフロルは、ミツバチに毒性が強いことからアメリカでも使用が制限された農薬。発達段階にある子どもにも悪影響を及ぼす可能性があります。私たち市民は、危険な農薬を日本の田畑や食卓に広げることを望んでいません。パブリックコメントや署名に集まった声を政府は真摯に受け止め、スルホキサフロルの登録プロセスを直ちに中止するべきです。そして、生態系に負担の大きい化学合成農薬を使用する農業よりも、自然と調和した有機農業や自然農法など持続可能な農業の推進に力を注ぐ必要があります」と訴えました。

注)「緊急署名:新たなネオニコ系農薬を承認しないよう求めます」 について

呼びかけ:ミツバチと子どもをまもる実行委員会(4団体)

NPO法人ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議 / NPO法人日本有機農業研究会 / 反農薬東京グループ / 国際環境NGOグリーンピース・ジャパン 

実施時期:2017年3月1日から5月18日まで

内容:厚生労働大臣、環境大臣、農林水産大臣に新たなネオニコチノイド系農薬であるスルホキサフロルの登録を承認しないよう求める。

署名Webページ:https://www.youandme.jp/p/stop-new-neonico1

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国際環境NGOグリーンピース・ジャパン

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