第12回目放射線調査

記事 - 2012-10-05
2012年9月16~24日に千葉県の4つの港から採取した魚介類で行った海洋調査結果です。

第12回目調査
千葉県の千倉港、船形港、金谷港、銚子港で行った海洋調査

調査結果


↑クリックすると拡大します。

千葉県の4つの港から合計9サンプルの魚介類を採取し、第三者機関で核種分析を行いました。

すべてのサンプルから、放射性セシウムは検出されませんでした。
検出限界値はサンプルごとに異なりますが、最も大きい値で、1キログラムあたり3.0ベクレル(セシウム134+セシウム137))です。

魚種 セシウム134 セシウム137 採取場所
カサゴ 1.4Bq/kg 未満 1.6Bq/kg 未満 千倉港
メダイ 1.3Bq/kg 未満 1.2Bq/kg 未満 船形港
イサキ 1.3Bq/kg 未満 1.6Bq/kg 未満
マコカレイ 1.1Bq/kg 未満 1.5Bq/kg 未満 金谷港
ツムブリ 1.2Bq/kg 未満 1.6Bq/kg 未満
ゴマサバ 1.5Bq/kg 未満 1.3Bq/kg 未満
アジ 1.1Bq/kg 未満 1.5Bq/kg 未満 銚子港
ゴマサバ 1.0Bq/kg 未満 1.5Bq/kg 未満
キハダマグロ 1.2Bq/kg 未満 1.6Bq/kg 未満

※ゲルマニウム半導体検出器による測定方法

調査の背景

小さな子どもを持つ家庭を中心に、魚介類への不安は根強く残り、「千葉県産の魚は普通に売られているけど大丈夫なの?」という声がグリーンピースに寄せられています。

そこで、魚と海と私たちをつないでくれる漁業・水産業をサステイナブル(持続可能)にするための『ママうみ』プロジェクトの一環として、千葉県の水産関係者の方と協力して、県内の多様な環境に位置する漁港で水揚げされる魚介類を調査しました。

調査日程

2012年9月16日~9月24日

調査場所・範囲

千葉県:千倉港、船形港、金谷港、銚子港

調査にご協力くださっている、千葉県千倉港の水産加工会社で働く大野さん

グリーンピースの提案

現在、政府や自治体によるスクリーニング検査は「主要漁港で週に一度」程度でしか行われておらず、汚染された魚の流通を完全に防ぐことは困難です。

また、検査結果が消費者に分かりやすく公表されていないことから、消費者は魚を食べることに対して漠然とした不安を抱えています。

さらに、牛肉では実現しているトレーサビリティ体制(いつ、どこで飼育され、どのような経路で流通したかを追跡することができる仕組み)が魚介類で確立されていないことが、消費者の不安を払しょくできないことに拍車をかけています。

消費者の不安を解消することが、漁業復興の実現に必要不可欠です。
そこで、グリーンピースは下記3つの取り組みを提案します。

  1. 汚染された魚介類の流通を防ぐ
    魚介類が水揚げされる漁港は流通のスタートです。すべての漁港でより多くの検査が実施されることが必要です。
  2. 魚介類のトレーサビリティー体制をつくる
    スーパーや回転寿司などに並ぶ魚介類が、いつ、どこで、誰によって獲られたか、そしていつ、誰が、どのように流通したかを追跡できる流通システムをつくる必要があります。
  3. 安心して買い物ができるような情報を提供し、風評被害も防ぐ
    「1キログラムあたり○○ベクレル」という具体的な数値に加え、実際にその魚が獲られた海がどこなのかが表示されることで、消費者は自身の基準と照らし合わせて魚を選ぶことができます。

もちろん、二度と同じ被害を生まないよう、一刻も早く原発依存から脱却し、自然エネルギーへとシフトする政策が必要とされています。

グリーンピースの今後の活動


© Greg McNevin/Greenpeace
  • 地元の漁業者と協力し、魚介類に含まれる放射性物質の調査を計画的に継続します。
  • 消費者と一緒に、大手スーパーで販売される魚介類の抜き打ち検査を継続します。
  • すべての調査結果を、消費者に分かりやすく発表します。
  • 消費者と一緒に、安心して買い物ができる情報が提供されるよう、大手スーパーに交渉します。
  • 日本政府に対して、検査の強化やトレーサビリティーの体制づくりを急ぐよう交渉します。

私たち消費者ができること

グリーンピースでは、魚と海と私たちをつないでくれる漁業・水産業をサステイナブル(持続可能)にするための新しいプロジェクト『ママうみ』を開始しました。

あなたも『ママうみ実行委員会』にメンバー登録して、いつも魚介類を購入するスーパーマーケットやさかな屋さん、そして子どもたちが大好きな回転寿司店に、魚介類の安全性や漁獲海域に関する取り組みについて質問してみませんか?
調査結果はグリーンピースが集計してウェブサイトなどで公開します。
ママうみ実行委員会について詳しくは、こちらをご覧ください>>

さらに、寄付で調査を支えましょう!
グリーンピースが行う調査やその他の活動は、全て市民のみなさまの寄付で行っています。
一人一人のご寄付が、安心な食へとつながります。
ぜひ、ご寄付でご参加ください。 寄付はこちらから >>

 

放射線調査

 

トピックス