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原爆と終戦の8月

ブログJun | 2007-08-24

なんだかグリーンピースらしくないタイトルでブログをはじめるじゃないか、と言われそうだ。たしかに白黒をはっきりさせるのがグリーンピースのスタイルかもしれないが、それは表向きのことで、内実はいろいろ悩みながら活動しているし、私自身の歩いてきた道も、かなりきわどい綱渡りが多い。というか、たいていはYESとNOの隙間から真実や本音が覗くのだと思う。グリーンピース・ジャパンの建前はメインコンテンツのほうに掲げているわけだから、このブログではそこから漏れる話題を気楽に取り上げてい...

Back to Nature

ブログJun | 2007-09-01

7月にピースボートの「Peace & Green Boat」という企画で、日本と韓国から300人ずつの参加者と一緒にロシア極東のカムチャツカ、サハリン、ウラジオストックを回った。これについては、グリーンピース・ジャパンのニューズレター『Greenpeace Action』に連載中の事務局長コラム「Deep Green」に少し詳しく書くつもりなので、ここでは深入りしないが、今年で3年目になる日韓の市民運動関係者を中心とした船上交流は、とても刺激的だった。 ...

無償医療は社会主義?

ブログjun | 2007-09-11

映画館のない屋久島では新作映画を見る機会がなかった。どうしても観たい場合は家族で鹿児島市へ船旅をするわけだが(たかが映画で飛行機は高すぎる)、勇んで観に行った映画がガラガラということも多く、自分たちの感覚と世の中(とくに地方都市)の関心がズレているのを思い知らされたものだ。 今月のおすすめはマイケル・ムーアの『シッコ』(SiCKO)。市場原理主義に乗った医療民営化の行きつく先を、米国の悲喜劇的な事例で描き出していて、いままさにそれを後追いしつつある日本の医療...

バナナ共和国

ブログjun | 2007-09-18

屋久島にいたときは、講演などを頼まれても年に数回、日程や内容を吟味して出かけるのが精一杯だったが、グリーンピースの仕事をはじめてからは月に何度か声がかかる。週日の勤務に全力投球するため、土日はなるべく休むようにしているけれど、断れない場合もある。9月15日(土)に行われたPeace Day Tokyoでは、日本国際ボランティアセンターやアムネスティ・インターナショナル日本と並んで、環境と平和についてスピーチした。その前週の金曜日は『非戦』仲間の田中優さん、イラク戦争前...

沖縄へ

ブログjun | 2007-09-25

今週後半から沖縄へ――。北限のジュゴンたちが生きられる海洋生態系を守ろうと、グリーンピース最大のキャンペーン船エスペランサ号とともに、辺野古ヘリポート基地建設ありきの環境アセスメント方法書無効を訴えるためだ(すでに世界中から約3万人のメッセージが届いた!)。沖縄本島在住の方々は、9月29日・30日両日、那覇港で行うエスペランサ号のオープンボート(一般公開)にもぜひどうぞ! 下記の受け付けページから26日午後3時まで申し込みできます。 http://www...

環境省に魂を!

ブログJun | 2007-09-28

9月27日、辺野古の代替ヘリポート基地建設計画について国内外から寄せられた30,313通の「こんな環境アセスメント方法書は無効です!」を刷り出して、霞ヶ関の環境省へ届けてきた。ほぼ同時に別働隊が、沖縄でも沖縄防衛局(旧防衛施設局)と沖縄県庁に届けた。3万枚のメッセージだから相当な分量だ。詳しくは メイン・コンテンツ をどうぞ。 あらためて驚き呆(あき)れたことが三つある。 (1) 環境影響評価(アセスメント)法の所管官庁なのに、環境省自身はアセスメント...

11万6000人の底力

ブログjun | 2007-10-10

今回の沖縄で心に残ったもの。 まず、沖縄市のすぐ地先、しかも殺風景な堤防の内側に広がるサンゴ(ヒメマツミドリイシ)の大群落。次に、辺野古の米軍キャンプシュワブ沖に浮かんだ長島から見下ろす大浦湾のみごとなリーフ(ユビエダハマサンゴが主体)と、辺野古の座り込みキャンプに陣取る男女長老たちの存在感。そして9月30日、高校教科書「集団自決」検定問題をめぐる県民大会に集まった11万6000人の底力――。 エスペランサ号の一般公開レセプションがあって、県民大会には...

日本に先住民族はいない?!

ブログjun | 2007-10-22

週1ぐらいで更新したいのだが、忙しくてたまってしまったので、今回はちょっと雑多な盛り合わせ。このかん、メキシコのモンテレー市で開催中の「世界文化フォーラム」(ユニセフ後援)に参加し、メキシコとフランスのグリーンピース支部事務局長とともに持続可能性に関するパネル討議を行った。学生連合が企画したこのパネルには、モンテレー工科大学の大ホールを埋める2,000人の聴衆が集まり、グリーンピースの人気が先進国だけでないことを裏づけた。グリーンピース・メキシコの事務局長は、去年まで...

アムステルダムより

ブログjun | 2007-11-03

スロー・ムーブメントでおなじみの友人・辻信一さんは、「忙しい」と「疲れた」を言わないらしい。私も「疲れた」のほうは、「憑依」を意味する「憑かれた」と通じるので使わないようにしているが(言葉は口にすることで力をもつというシャーマニスティックな感覚にちょっぴり敬意を表して)、「忙しい」を言わないのは難しい。辻さんだってけっこう忙しそうなのに、大学での教職をはじめ数えきれないNGO的活動を涼しい顔でこなしているから敬服してしまう。 いや、じつは「疲れた」を言わないの...

KYI

ブログjun | 2007-11-29

KY=空気が読めない――なんて日本的な言葉だろう。まさに横並びのメダカの群れでいることを臆面もなく白状し、さらにそれを強制する。みんなが空気を読み合って悲惨な戦争に突き進み、みんなが空気を読み合って無駄な公共事業をやり尽くし、みんなが空気を読み合って、年金横領も防衛調達の乱脈も認めてきたのではないか! KYIを提案したい。空気(K)なんか読め(Y)なくていい(I)! 事象の裏にあるロジックを読み、筋を読み、脈を読み、独りでいいからとことん考え抜くこと。それらを...

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