森林をまもる

森林をまもる

マレーシアの熱帯雨林で切り株に座る親子
© Greenpeace / Dang Ngo

世界中の森林破壊による気候変動への影響は、今や車や航空機、列車運行による環境破壊の1.5倍にも及んでいます。

アマゾンや、東南アジアの熱帯雨林の写真や映像を見て、「遠い国の話だ」とあまり気にしていない方も多いかもしれませんが、そこに暮らす人々や動植物に限らず、私たちは実はみな、森林がなければ生きて行けません。

そしてその生命線が今、かつてない勢いで破壊されています。

天然のままで人手の加えられていない森林を、原生林と呼びます。
かつては世界中に広大に広がっていた原生林ですが、過去100年間で次々と切りひらかれ特にここ30年でそのスピードはさらに加速しています。

原生林破壊の主な原因は、大規模な商業用伐採によるもので、木材輸入大国である日本も、この原生林破壊に関っている事は言うまでもありません。

日本人は、昔から木をいつくしみ、木とともに過ごしてきました。

私たちの古来からのパートナーである木をはぐくむ森林を守るのは、「環境保護活動」以上に、日本人に意味のあることではないでしょうか?

最新情報

 

世界最大手のパーム油企業:ウィルマー社が「森林破壊ゼロ」方針を発表!

ブログ本多(森林問題担当) | 2013-12-11

ウィルマー社、「森林破壊ゼロ」に一歩前進! ウィルマー・インターナショナル(Wilmar International Ltd、以下ウィルマー社)はシンガポールに拠点を置く世界最大手のパーム油企業であり、 世界で取引されるパーム油の3分の1以上 を取扱っています。トラの生息地を含む森林の大規模な破壊や、労働者や地元住民の権利侵害などに関与し、以前からグリーンピースをはじめとするNGOや、地元住民、労働者、そして世界中の消費者から強い批判を受けてきた企業です。 ...

花王、新たなパーム油調達方針を発表――重要な一歩、でも改善の余地あり

ブログ本多(森林問題担当) | 2013-11-22

花王は、みなさんにもおなじみのビオレや洗剤のアタックなどを販売する大手化学メーカーです。その花王が11月14日、グリーンピースとの協議を経て新たな パーム油 の調達方針を発表しました。 その内容は 「2020年までに、花王グループの消費者向け製品に使用するパーム油は、(RSPO)認証された持続可能性に配慮した原産地追跡可能なもの(生産したプランテーションまで※)のみを購入することをめざす。」 というものです。 原料として購入している パーム油...

レポート『絶滅許可証:スマトラトラを絶滅に追い込む、パーム油産業の森林破壊』

出版物|2013-10-23 21:00

本レポートは、パーム油産業がインドネシアの森林破壊をもたらし、絶滅の危機にあるスマトラトラの生息地を奪っている事実を指摘し、パーム油業者やプランテーション経営者、そしてインドネシア政府といった利害関係者に、森林破壊を止めるための行動を提言しています。

風と桶屋をつなぐ創造力 - シンガポールの大気汚染、原因は日本のコピー用紙!?

ブログ|事務局長 佐藤潤一 | 2013-06-28

シンガポールが大変な大気汚染に悩まされているのをご存知ですか? 実はこれ、隣国インドネシアで発生している森林火災の影響です。    インドネシアはパルプ、パーム油、木材生産などのためにたくさんの熱帯雨林を伐採したり、焼き払ったりしてきました。 特に、泥炭地(でいたんち)と呼ばれる湿地において、自然林を伐採し水を抜き植林地とした土地は火災に脆弱になっています。今回、火災が広がっているのも、このような泥炭地の破壊が起因していると言われます。...

北極海の氷面積が最小 - 北極での石油開発を考える

ブログ| 事務局長 佐藤潤一 | 2012-08-28

観測史上最少となった北極海の氷面積 27日、北極海の氷の面積が過去最少となったと米航空宇宙局(NASA)が発表した。NASAの衛星データによる記録で過去最小だった2007年9月の417万平方キロを下回ったという。 北極の氷は北半球の冬に成長し、夏に縮小することを繰り返すが、気候変動の影響が主要因となって例年面積が小さくなっている。今後数週間にわたって氷が溶けるシーズンが続くため、氷の面積最少記録は大きく更新されることとなる。   ...

原子力損賠賠償紛争審査会と、避難の補償について交渉を行います。

ブログ鈴木かずえ | 2011-07-14

こんにちは。エネルギー/核問題担当の鈴木かずえです。 7月15日金曜日に行われる原子力損害賠償紛争審査会との交渉「『自主』」避難をせざるを得ない住民への賠償について~『避難の権利』の確立を求めて」をご案内します。ぜひ、ご参加ください。 グリーンピースはこれまで、福島各地で空気や土の放射線測定を行って、汚染の高い地域を確認して、福島でまだ避難区域に設定されていないけれど、放射線量の高い地域にお住まいの妊婦さん、子どもたちの避難を促進するよう国に求めてきました。...

院内集会「福島原発震災から海洋の放射能汚染を考える」

ブログ花岡和佳男(海洋生態系問題担当) | 2011-06-24

海洋生態系問題担当の花岡和佳男です。 昨日6月23日に議員会館で、「福島原発震災から海洋の放射能汚染を考える」というテーマでの院内集会が開かれました。「 上関原発どうするの?~瀬戸内の自然を守るために~ 」と「 環瀬戸内海会議 」が主催されたもので、湯浅一郎さん(理学博士 海洋物理学・海洋環境学、ピースデポ代表)とご一緒に、私も講演をさせていただきました。生態濃縮などを経由して私たちの食卓にも大きな影響を及ぼす海洋の放射能汚染の現状について、先月行った...

シンポでパーム油のCSRを紹介――GPの活動も

ブログ| 高田(気候変動/エネルギー担当) | 2011-02-24

こんにちは、森林について担当している高田です。 きょう2月24日は、国連大学で行われた 「生物多様性と企業の役割――認証パーム油の最新動向」 というシンポジウムに行ってきました。主催は、NPO法人ボルネオ保全トラストジャパン、財団法人地球・人間環境フォーラム、 NPO法人ゼリ・ジャパンの3団体で、後援は農林水産省と環境省でした。200名以上の参加があったとのことです。 シンポジウムではパーム油生産が抱える問題点や、その解決に向けて動き出している企業やNGOの働きな...

大手パーム油会社、森林破壊ストップを約束! インドネシアの森林保護がまた一歩前進です。

ブログ| 高田(気候変動/エネルギー担当) | 2011-02-10

こんにちは、森林について担当している高田です。 大きなニュースがインドネシアの同僚から飛び込んできました! 2月9日、インドネシアのパーム油会社GAR社が、森林破壊をこれ以上行わない新しい方針を打ち出したというのです!  首都ジャカルタでの記者会見でGAR社は、炭素固定量の豊かな森林('High Carbon Storage' forest)を切り開かないことを約束。地元住民の暮らしや動物たちにとって重要である保護価値の高い森林(High...

クール・ファーミング(要旨)

出版物|2008-07-07 2:00

クール・ファーミング(要旨)

11 - 2021の結果。

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