食品放射能調査第7回目

記事 - 2012-09-07
食品流通の中で広がる放射能汚染を調査するため、回転寿司店で抜き打ち調査を行いました。

放射能測定室 シルベク 食品放射能調査
7回目:回転寿司

この調査では、2012年5~6月に行った「食品放射能調査ご希望アンケート」の集計結果と、「外食に不安を感じる」という声を併せて、引き続き回転寿司店を調査対象としました。

事前調査、検査する食品の購入は、12名のボランティアの方たちが市民調査員としてご協力下さいました。みなさまありがとうございました。


上條祐美さん
3才と7才の男の子のママ。
福島原発事故をきっかけに、放射能が不安で調べているうちに、子どもを守るためには親が何とかしなければならないという思いで、いろいろ活動を始めました。

調査結果

すべての検査結果と商品情報
クリックするとPDFでご覧になれます↓

第三者機関からの検査結果報告書>>

  • 20サンプルすべてが、政府の定める「食品に含まれる放射性セシウムの基準値(1キログラム当たり100ベクレル)」を大きく下回り、内19サンプルは検出限界値5Bq/kg未満でした。
  • 1サンプルから1キログラム当たり4.1±0.5ベクレル(セシウム134)と6.8±0.7ベクレル(セシウム137)の放射性物質が検出されました。
    寿司ネタ: マイワシ
    産地: 千葉
    販売店: くら寿司

調査内容

  • 調査期間: 2012年7月20日~8月16日
  • 購入地域: 東京都、神奈川県、埼玉県
  • 購入場所: 銚子丸、かっぱ寿司、スシロー、くら寿司、元気寿司の大手5社
  • 検査対象:
    1社当たり4サンプル、計20サンプル。
    ウェブサイトと店舗においてネタ(魚)の産地を確認し、国内産、または太平洋を産地とする商品を中心に選択しました。
    ネタのみの検査を行いました。
  • サンプル採取:市民調査員(ボランティア)が店頭で購入
  • 検査方法:
    第三者機関で、ゲルマニウム半導体検出器を用いてセシウム134、セシウム137について検査。

私たち消費者ができること

  1. 声を届けましょう!
    近所のスーパーやレストランなどお気に入りのお店にあなたが不安や疑問に感じている事を届けませんか?
      「食品の放射能汚染が心配です」「食品の安全性の確保や調査の強化に関して国や行政に一層強く働きかけてください」など、あなたの考えを「お客様の声」用紙に記入して、「お客様の声」ボックスに投函してください。
    用紙と投函ボックスはお店に設置されています。
    設置されていない場合、このフォームに記入して店長やお客様サービスご担当者にお渡しください >>
  2. 寄付で調査を支えましょう!
    グリーンピースが行う調査やその他の活動は、全て市民のみなさまの寄付で行っています。
    一人一人のご寄付が、安心な食へとつながります。
    ぜひ、ご寄付でご参加ください。 寄付はこちらから >>

千葉県の水産関係者の方とグリーンピースが協力して、千葉県の主要漁港で水揚げされる魚介類を定期的に検査し、すべての調査結果をグリーンピースのウェブサイトで公表する新しいプロジェクトママうみがスタートしました!詳しくはこちら >>

放射線調査

 

トピックス