レポート「農薬と健康—高まる懸念」日本語版

出版物 - 2015-06-03
農薬への曝露と関連する健康への影響について

本レポートでは、現在の主な食糧生産方法である工業型農業で多用される農薬が、ヒトの健康に与える影響について世界中の研究結果をまとめ、総合的な評価を行っています。特に農薬への曝露が多い農業・園芸従事者や、脆弱性が高い胎児と子どもに対して、農薬がこれらの人々の健康リスクを高めることが分かっています。特に多くの種類のがん、子どもの発達障害、神経機能障害、パーキンソン病、自己免疫疾患、悪性リンパ腫、筋萎縮性側索硬化症ALS)との関連性を示す強い証拠が得られています。

日本語版発行にあたり、日本での農薬使用と曝露の状況を加筆しています。日本は世界の中でも農薬使用量が多く、一般人が日常生活で農薬に曝露するリスクも高く、決して他人事ではありません。例えば健康への影響が指摘されながら日本でも農薬として認められている農薬の例としては、ネオニコチノイド系農薬、グリホサート、クロルピリホスなどがあり、レポートではこれらと健康影響との関係もとり挙げています。

レポート「農薬と健康—高まる懸念」日本語版
(英語名「Pesticide and our Health -a growing concern」)

第1章 緒言
第2章 農薬の曝露と関連づけられた健康への影響
第3章 工業型農業ー野生生物生息地に及ぼす影響
第4章 結論
第5章 解決策
第6章 参考文献

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