一日の仕事が終わると船のラウンジでギターを弾き、ときには首から吊るしたハーモニカも吹きながら歌を歌って、私たちの疲れを癒してくれるジョー・エバンス(Joe Evans)は、今回の北極調査のエスペランサ号船長です。

1983年からグリーンピースの船に乗り、核問題、原生林保護、有害物質問題など、さまざまな活動で世界中を航海してきました。一方、私生活では子育てを終え、30年来考えていたことを4年前から少しずつ実現し始めました。それは、持続可能で自立した生活を実現すること。

生まれ育った英国の家を引き払い、スペインのアンダルシア地方のほとんど砂漠のような乾燥地帯に2ヘクタールの土地を購入。夫婦で小さなエコハウスを手作りすることから始めました。太陽エネルギーによって完全に電力をまかない、地下100m掘って地下水を引き、いまではさらにもう一軒の家を建てて、アーモンド、オリーブほか無農薬野菜を育て、自立した生活を手に入れました。来年の4月には、自宅を公開して持続可能な農業と暮らしについて教えるコースを始めるそうです。海でも陸でも、エバンス船長の持続可能を追求する旅は続きます。

写真: 長い一日の仕事を終えてキャビンでメールをチェックするエバンス船長

(c)Nick Cobbing
/ Greenpeace 2010年6月北極海、エスペランサ号船内