オーストラリアのニューサウスウェールズ州とビクトリア州の両州政府は昨夜、遺伝子組み換えナタネ栽培モラトリアム(一時中止)を撤回すると発言をし、波紋を呼んでいます。

西オーストラリア州とタスマニア州が遺伝子組み換えナタネ栽培禁止を求めるなかでの、東側2州の突然の発言は多くの人を驚かせています。

ニューサウスウェールズ州とビクトリア州の両州政府は、遺伝子組み換えナタネの栽培は大きなビジネスチャンスだとしていますが、実態は違います。

現在、遺伝子組み換えでない「非組み換え菜種」は、組み換えナタネよりも高い値段で取引されており、日本は菜種の18%をオーストラリアから輸入しています。。日本消費者の約80%以上は遺伝子組み換え原料が食品に使われていると気になると答えています。日本の消費者が食品に何を求め、何を欲しがっているかが、オーストラリアに伝わっていません。また、オーストラリアが遺伝子組み換えナタネ栽培を始めると、自給率が低い日本に暮らす消費者から「遺伝子組み換えでない」食品を選択するチャンスを奪ってしまうことになります。

いますぐ、あなたの声をオーストラリア政府に届けましょう! 

メッセージを届ける

遺伝子組み換えは環境破壊の原因になっています。 詳しく読む