事務局長ブログ

グリーンピース・ジャパン事務局長のブログです。
事務局長としての意見の他、普段の活動報告では伝えきれないグリーンピースの考え方、活動の裏側をご紹介しています。

  • 既存の経済システムに疑問の声高まる 

    6月末、世界中から約3万人がブラジルのリオデジャネイロに集まり「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」が開催された。地球の将来を決める重要な国際会議であったにも関わらず注目も成果も十分でなかったのは残念だ。

    しかし、この会議では環境問題に対するビジネスや経済システムのあり方を本質的に変えていかなければいけないという声が強く上がった。

    経済システムのあり方を変えなければいけないという指摘はこれまでもあった。しかし、人口増加、気候変動、生物多様性の激減な... >詳細を読む

  • 昨日、東京で行われた日隅一雄さんを偲ぶ会に出席した。

    日隅さんは、大手新聞社の元記者という経歴を持つ弁護士だった。

    自らNPJ (News for the People in Japan)という市民メディアを立ち上げ、ジャーナリスト活動も続けていたが、6月12日、癌のため49歳という若さで他界された。

    東電福島第一原発事故後、東電と政府の合同記者会見にフリーの記者として参加すること110回、弁護士で記者という厳しい目で、政府や東電への追及をやめなかった。

    東電が放射能汚染水を海洋に投棄... >詳細を読む

  • 非暴力行「道」のすすめ

    投稿日 - 2012-07-05 12:22

    非暴力行「道」のすすめ

    6月29日、大飯原発の再稼働に異議を唱えるため、首相官邸前には一般市民が20万人(主催者発表)集まった。

    また、翌日の30日からは、大飯原子力発電所へとつながる道路を市民が封鎖する直接行動が行われた。

    最初に述べるが、私はデモや直接行動を手段とする市民の意思表示を支持している。

    むしろ、政治への不信が募ればこのような市民の直接的な意思表示が行われるのが当たり前だろう。

     

    市民主役が「民主主義」、経済主役は「金主主義」

    そもそも論になるが、民主主義国家とは... >詳細を読む

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    北極の資源開発競争にグリーンピースが加わる?!


    2007年、ロシアの有人潜水艦が北極点周辺の海底にロシア国旗を立てたというニュースを覚えている人も多いだろう。ロシアは、資源の開発権を主張する狙いで国旗を立てたのだが、これが北極の資源獲得競争のはじまりを象徴する出来事となった。

    手つかずに残された地球上最後の場所と言える北極。その美しい自然が、資源開発によって壊されようとしている。

    この資源開発競争に、グリーンピースが加わることになった。もちろん、資源開発をさせない側としてだが。 >詳細を読む

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  • グリーン経済の行方

    2006年のグリーンピースの活動より「国連持続可能な開発会議(地球サミット)」が本日からブラジルのリオデジャネイロで開催される。

    この会議は、1992年に同地で開催された開発会議から20年目であることから、「リオ+20」とも呼ばれている。

    しかし、20年前と比べて地球環境や貧困格差などの問題は改善されているだろうか。

    この会議では、さまざまな「環境保護」や「発展途上国の発展」などの仕組みが議論される予定だ。

    その中でも注目されているキーワードが「グリーンエコノミー」もしくは「グリーン経済」だ。より深刻に... >詳細を読む

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