皆さん、こんにちは。

ボランティア・キャンペーンサポートを担当しています、宮地です。

僕は今、グリーンピースのボート・トレーニングに参加するため、ニュージーランドに来ています。今回のトレーニングには、トレーナーが7名、そして生徒が僕を含めて3名が参加しています。

上の写真に映っているのが今回のメンバー。みんなが持っているうちわ、覚えていますか? 去年ボランティアの皆さんと一緒に日本各地で配ったSUSEAうちわです。ここニュージ-ランドでも大人気でした。

集まったメンバーには、10年以上もボートを使って環境破壊の現場などに出かけているベテランや、何度か日本に来たことがあるスタッフ、大学時代に7年間も日本語を勉強し日本に行くことが夢だと語る人など、世界各地らかいろいろなメンバーが集まりました。

このトレーニングでは、グリーンピースの活動で重要視するNVDA(非暴力直接行動)を実践する上でとても大切なことを学びます。僕も、このようなトレーニングは初めての参加となりますが、NVDAを第一と考え行動する今回のトレーニングでは様々なことを学び取ることが出来ました。

やはり、船舶を操縦する上で一番重要なのは安全を確認すること。グリーンピースも当たり前ですが、これを一番のポイントとしており、徹底的にこの安全確認がなされます。安全運転、怪我などをした際の応急方法、自然の力を受け入れ自分の持てる力を見極めること。そして、各自の役割分担を決めて、自分だけの判断では動かないことなど、これらの項目を遵守してトレーニングを行い、実践の場でも生かされていきます。

トレーニングは朝早くから始まり、全体会議を行った後、みんなでトラックに乗り込みいざ近くの港へ。そこで船を下ろし実際に操縦訓練などを行います。

ボートを運転しているときは、まさに飛んでいる感じ。水しぶきの影響で目の前に虹ができ、虹の中を走っている錯覚に陥ります。ここでは、操縦方法の他にも、人命救助なども学びます。船の操縦といってもなかなか難しく、自然の力はやはり偉大なもの。船をその場で停泊させようとしても、潮の流れが強く、穏やかな潮の流れの中でも、時速5kmほどの速さでどんどん潮目に流されてしまいます。

訓練が終わり帰ってきてからも、夜遅くまで話し合いが続きます。このようなトレーニングを行うときは、みな一つ屋根の下、今回はグリーンピースが所有する倉庫の中で過ごします。みんなとは色んな話で盛り上がり、トレーニングに関してはもちろんのこと、お互いの夢を語り、それぞれの国について語るなど、思い思いの時間を過ごします。世界中から人が集まり、共有意識を持った中、様々な活動を広げられるのは、グリーンピースの活動の大きな魅力の一つです。

 

 

 

 

 

このトレーニングにはボランティアの方も大活躍。この写真に映っている方は、ポルトガルからボランティアとして来たPedroさん。彼はこのようなトレーニングや、チームが活動を行うときにサポート役をかって出てくれています。この写真は、みんなの夕食を作っている様子。「料理を作るときはアニマルになれ」というのが彼の口癖ですが、片付けのときなどが意外と几帳面だったりします。グリーンピースは世界中のボランティアに様々な場面で支えられているのだと再認識しました。

このようなトレーニングは、非暴力直接行動を実践する世界各地の活動で役立てられています。最近では、台湾で、虹の戦士号が、違法操業の疑いのあるマグロ冷凍運搬船を発見し、マグロ漁業の保護管理の徹底を求めたりする活動でも活かされています。

今回のトレーニングを通じて、グリーンピースのプロフェッショナリズムそして、グリーンピースをサポートしてくださる方たちの力の大きさを改めて実感することが出来ました。グリーンピースの活動をご覧頂いた時、それを行っている人たちが、他人への思いやりと安全第一を考え活動しているということを見て頂けると、また違った意味での環境問題が見えてくるかもしれません。