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プラスチックが分解されるのには何世紀もかかるもの。私たちが今まで使ったプラスチックは私たちがいなくなった後でも残り、そして、それは海の生きものたちに深刻な問題を起こすことになります。毎年10万匹もの海の動物や何万羽の鳥たちがプラスチックを食べて死んでしまいます。

パン、くだもの、服、化粧品、掃除用品など、私たちが毎日使うものすごい数の製品は、普通何らかの形の使い捨てプラスチックでパックされています。 これを回避する事は不可能と言ってもいいでしょう。

どうしてこんなにあまりにもプラスチック包装に頼るようになったのでしょう?本当に必要でしょうか?どんな形のプラスチック製品でも1カ月間買わないでいられるか、試してみようと決めました。私の家族(私の猫、ホセも含め)も参加しました。はじめの1週間が最も難しかったです。八百屋でりんごを買う際、私の持参した袋に入れて重さを測ってもらえる様に頼んだので、店員は私をちょっと変だと思ったでしょう。パン屋ではドーナッツは紙で包んであるのに、パンはポリエステル製の包装をしてあります。

私はソビエト連邦で生まれました。プラスチック包装は不足気味で誰もが購入したパンを包む事なくそのまま家に持って帰っていた事を思い出します。そして今その同じ店員たちが、ビニール袋なしでパンを持って帰りたいとの私の主張を理解する事がどうして難しいのか、疑問に耐えかねません。

しばらくたってから、変な人と思われても平気でいられる勇気が必要だと気がつきました。自尊心を持って、「パンとチーズは紙で包んでください!」とお願いするのです。パン屋の店員女性が「よくお客さんがプラスチックで包まないでと言うのですが、まだ理由がよくわからないんです」と言ったのを聞いて、私は勝ち誇った気になりました。私は一人ではなかったんだ!

 

私の食生活は向上しました。素材からすべて手作りの料理をしたり、チップスや塩味のナッツ、飴なども避けている自分に気がついたのです。甘いものへの欲求をジャムやくだものにすり替えたり、自分でケーキを焼いたりしています。プラスチックフリーのバースデーなんかもやってしまいました!

プラスチックなしの生活なんて想像したより難しくないのです。制汗剤やシャンプーの容器はどうしたら良いか心配したけれど、包装のされていない固形の代替品をオーガニック化粧品店で見つけました。少し調べたり、既存のものにとらわれずにクリエイティブになったりすると、生理用ナプキンや綿棒などの代替品も見つけることができました。携帯コーヒーカップなんて、携帯電話よりも手放せないものになりました。

プラスチックなしの生活は私の家の整理整頓にも貢献しています。家がこんなによく見えるなんて!なくなったのは部屋の隅々に積み重なってた醜い包装。そのかわりに、紙バックと新鮮な野菜たちが私のキッチンを飾っています。

実際には必要でなかったプラスチックを私たちは習慣として使っているのです。 1カ月間のプラスチックなしの生活をして、私は様々な習慣を作り、その習慣を貫き通す事ができました。

生活習慣を変える事は私たち次第。けれども政府を説得して、使い捨てのプラスチックの生産を止める事も必要です。リフューズ、リデュース、リユース、そしてリサイクル。

グリーンピース・ロシア ヴィオレッタ・リヤブコ

PlasticFreeLife.JPで、プラスチック・フリーの暮らしのヒントを見つけよう。

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