こんにちは、気候変動・エネルギー担当の高田です。

8月26日、参議院本会議での全会一致を受けて、ついに、再生可能エネルギー促進法が成立しました。

より安全で、雇用やエネルギー自給率の面でも改善が期待できる自然エネルギー普及の第一歩として、グリーンピースはこの決定を歓迎します。

法案の成立をめざして、グリーンピースのウェブサイトで呼びかけた「ツイッターで政治を変えよう」プロジェクトには、たくさんの参加をいただきました。

その数なんと1万6300リツイート。

相手に直接呼びかけられるツイッターの特徴を生かし、日本中から1万6300つぶやきが法案関係者・団体に届きました。

ひとつひとつの「つぶやき」は小さいけれど、声をあげなければ相手に届かない――10年越しの再エネ法成立は、このプロジェクトをはじめ、日本中のひとりひとりの「小さな声」がたくさん集まって実現した大きな成果です。

この法案に含まれる固定価格買取制度は、自然エネルギー普及を進めるうえでもっとも成功した仕組みとして、世界各地で導入が進んでいます。

でも、法案成立はゴールではありません。
人や自然を傷つけるのではなく、自然を活かしたエネルギーへ。
ここが、スタートラインです。

福島第一原発の事故は、エネルギー政策が日本で暮らすすべての国民に深く関係していることを改めて気づかせました。

法案の趣旨通り、災害に強い分散型の自然エネルギーの利用が大きく促進されるよう、買取制度の詳細を決める議論がどのように行われるか、今後もぜひ注目していきましょう。

(写真:6月11日のエネルギーシフトパレードの様子 Greenpeace / Chiaki Oshima)