みなさん、こんにちは。
ボランティア担当の宮地です。

僕たちは、先週末に代々木公園で行われた『アースデイ東京2013』にブース出展
してきました。

2 日間とも残念ながらあいにくの雨。春とは思えないほど寒い気候になりましたが、10名以上のボランティアの方々に協力してもらい、豊かな海の生態系と食卓に上がる安全なお魚を次世代に残していくための署名活動を行い、600筆を超える署名を集めることができました。

雨の中にもかかわらず来場者の方に一生懸命、海の問題を伝えながら署名を集めてくださったボランティアのみなさんのおかげで、社会を動かすきっかけ作りができました。本当にありがとうございました。

グリーンピースの活動はIDEAL原則というものに基づいて行っています。
I(Investigate/科学的調査)
D(Document/報告書)
E(Expose/公表する)
A(Act/行動する)
L(Lobby/交渉する)

 

科学的な調査を元にしてそれを資料としてまとめ、市民に問題提議をおこない署名などのアクションにつなげ、政府や企業に直接交渉をおこなう。

アースデイのようなイベントは、IDEAL原則の「E/公表する」にあたります。

この活動はとても大切なものであり難しいものです。
環境問題の中には、なかなか知られていない事実があります。それを多くの方に知ってもらい署名などの次のアクションにつなげるきっかけ作りは、このようなイベントやセミナーが重要な役割を果たします。

600人(署名の効果を考えるとそれ以上)の方たちに海の環境問題を知ってもらい、アクションをおこなうきっかけとなったのです。

参加してくださったボランティアの方々はこんな声を寄せてくれました。

大谷さん;
『2年前の震災後、福島原発事故があり、子供たちに為に何が大切かを考えるようになりました。大手スーパーに対してお魚の放射能検査の分かりやすい情報開示や乱獲反対などのグリーンピースの活動に共感し、お手伝いをする事となりました。
アースデイにご参加の多くの方が、環境問題に対し意識が高く、賛同&署名して頂けた事、すごく嬉しく思いました。ひとり一人が環境保全を常に意識し、現在・未来の子供たちに為に、豊かな自然のプレゼントが出来ればと思います。
継続的に取り組まなくてはならない環境問題に関し、多方面で活動しているグリーンピースを応援し続けたいと思います。』

 

 

 

そして今回、初めてボランティアに参加してくれ、初めての署名活動に挑戦してくれた高校生のお2人からも感想を頂きました。

鴨澤さん:
『311以降、魚の放射能汚染などの問題に注目するようになりました。私は、
お寿司などお魚が大好きなので、その大好きなお魚が食べられなくなってしまう
のではないか、今、海の現状がどうなっているのかを知りたいと思い、このイベントに参加しました。
初めてのことばかりで、かなり戸惑いましたが、自分の言葉で説明したことによ
りさらに、この問題に関する理解も深まりました。
これからも、海の問題だけに限らず、地球全体の環境問題に目を配っていきたい
です。』

山本さん:
『私は友達に誘ってもらってボランティアに参加しました。
このイベントに参加するまで、グリーンピースという団体も詳しく知らず、
環境問題についてもよく理解していなかったと思います。ボランティアに参加す
るのは、友達と共に初心者だったので、最初は右も左も分かりませんでしたが、
とても親切な方々に囲まれ説明もきちんと受けたことにより、海にいいことをし
ていると同時にとても勉強になりました。貴重な体験ありがとうございました』

高校生のお2人にとっては、とても緊張した活動になったと思います。
しかし、勇気を出してボランティアに参加したこと、海の問題を知ってもらう
ために声をかけてみたこと。一つ一つの行動が将来の大きな財産になることを願
います。

28日には、同じ代々木公園で行われる『東京レインボープライド 2013』に
ブース出展します、ボランティア参加できる方はこちらからご登録ください。
一緒に海を守る活動をしていきましょう!