こんにちは、気候変動・エネルギー担当の高田です。

「祝島　自然エネルギー100％プロジェクト」（千年の祝島づくり基金主催、2011年1月スタート）の応援団会議に参加してきました。

上関原発の建設予定地（山口県）の対岸に位置するハートの形をした祝島。この自然豊かな島が、太陽光や風力発電などの自然エネルギーで100％自立した島になることをめざすプロジェクトです。原発によって自然を壊すのではなく、自然を生かして電気を生み出したい――「1％ for 祝島」として広くサポートを呼びかけています。

そして今週金曜日（3月4日）、東京でこの上関原発と自然エネルギーについて2つの大きな集まりが開かれます。

建設工事が強行再開された上関原発についての緊急院内集会と、自然エネルギーについてのシンポジウム「自然エネルギー・これまでの10年、これからの100年」です。詳細はそれぞれ下記の通り。

私たちみんなが使う電気のこれからを、少し立ち止まって、いっしょに考えてみませんか？
3月4日は、日本のエネルギーを考える日に！

（写真：「祝島　自然エネルギー100％プロジェクト」応援団会議の様子）



---------------------- 以下、主催団体からのお知らせ文です --------------------------------

●上関原発についての緊急院内集会　（3月4日11時～）

→ 会場からUstreamで中継予定です（ここをクリック）

緊急院内集会
中国電力による上関原発の工事強行を止めるために （←詳細クリック）

2月21日から山口県上関原発の工事が強行されています。原発予定地で抗議を続ける祝島島民と支援の人たちを強制的に排除し、多数の台船を動員して取水口予定地付近に石や砂を落としはじめました。予定地には、たくさんの絶滅危惧種の生物が生きています。カンムリウミスズメもスナメリもクロサギもいて、多くの学者や自然を愛する人々がこの海を埋めることに反対し、祝島の人々は29年間も反対運動を続けています。

建設計画の発表から29年、すでに社会も経済情勢も変わり、電力需要もなくなりました。原発建設とひきかえに、この貴重な海を破壊してしまって良いのか。それを問うために私たちは緊急院内集会を開きます。

集会では、工事強行の現場で取材された鎌仲ひとみさんに映像を含め、現地の様子を伝えていただきます。国会にこの状況を伝え、計画をみなおすため、ぜひこの集会に参加してくださいますようお願い申し上げます。

院内集会開催概要
日時　3月4日（金）11時～12時15分（多少の時間延長は可能）
会場　衆議院第１議員会館　地下1階大会議室

プログラム
1．上関原発予定地から現地報告
11：05　上関原発の建設計画概要と問題点（原子力資料情報室）
11：15　工事強行に対する抗議行動（現場取材報告/ビデオ映像）　鎌仲ひとみ＆らんぼう
11：35　現地からの報告（祝島島民の会から/カヤック隊から）USTで中継
11：40　現地応援者報告
2．各界からの応援メッセージ
11：45　国会議員の皆さんから
12：00　その他の報告
日隅一雄/弁護士（山口地裁判決について）
山下博由/貝類多様性研究所所長（生態系への工事の影響）
12：10　今後への提案
12：15　終了（予定）

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●シンポジウム「自然エネルギー・これまでの10年、これからの100年」　（3月4日13時30分～）


環境エネルギー政策研究所　設立10周年記念シンポジウム （←詳細クリック）
→ 会場からUstreamで中継あるそうです　（ここをクリック）

◇日時：平成23年（2011年）３月４日（金） 13：30～17：00 (13:00開場)
◇会場：憲政記念館　ホール　（東京都千代田区永田町1-1-1）
◇参加費：無料　(事前登録制)

◇プログラム：
［第1部］　持続可能なエネルギー社会・これまでの10年を振り返る　（13:30-15:00）
飯田　哲也　（環境エネルギー政策研究所所長）
井田　徹治　（ジャーナリスト）
大野　輝之　（東京都環境局長）
大林　ミカ　（元環境エネルギー政策研究所副所長）
河口真理子　（社会的責任投資フォーラム代表理事）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
鈴木　　亨　（北海道グリーンファンド事務局長）
西尾　　漠　（原子力資料情報室共同代表）
長谷川公一　（東北大学教授）

［第２部］　持続可能なエネルギー社会・これからの100年を展望する　（15:30-17:00）
飯田　哲也　（環境エネルギー政策研究所所長）
植田　和弘　（京都大学大学院教授）
鎌仲ひとみ　（映画監督）　
小林　　光　（環境省上席参与・前環境事務次官）
竹村　真一　（京都造形芸術大学教授）
宮台　真司　（首都大学東京教授）
（以上予定　５０音順）

◇主催：特定非営利活動法人　環境エネルギー政策研究所