こんにちは。核・エネルギー担当の鈴木かずえです。

今日は、グリーンピース・ジャパンのオフィスで働く、選挙権のないノルウェイ人スタッフ、フロド・プレイムに話しを聞きました。 以下、フロドへのインタビューより。


投票とは「可能性」と「責任」

投票するって、可能性(ポッシビリティ)であり、責任(レスポンシビリティ)だと思う。

北欧の国々と日本は福祉とか教育とか共通の価値観を持っていると思うけど、違うのは、日本は、政治家が市民の多様性を代表してないということ。

市民には女性も若者もいるけど、日本の政治家って年取った男の人ばっかりだよね。

それは日本にとってすごくマイナスだと思う。

女性や若者など、もっと多様性のある国会にするためにも、みんなに投票してほしいと思う。

ベストな意思決定には政治家の多様性が必要

年取った男の人がダメというわけではないけど、それでは、ベストな意思決定はできない。

ベストな意思決定にはもっと多様な意見が必要だ。とくに女性と若者のね。

東電福島原発事故の対応も、もっと女性や若者の視点があれば違ったと思う。

それから、投票する側の多様性も認めてほしい。ボクは5年日本に住んでいる。税金も払っている。3才の息子もいる。もし、ボクがスウェーデンとか、ニュージーランドとかに住んでたとしたら、たとえ外国人でも投票できるんだ。

投票する権利がほしい。多様性のある意見を反映させれば、日本のためにもなると思う。

不満があるなら、代表を変えればいい。 それは投票で実現できる

多くの日本人にも不満はあると思う。不満があったら、代表を変えればいい。それは投票で実現できる。ボクも3才の息子のためにも、よりよい日本がほしい。だから、彼のためにも投票できたらなぁと思う。


 

さいごに 

昨年の衆議院選挙のとき、 「投票できないのは子どもたちだけじゃない。空を飛ぶ鳥も、海を泳ぐ魚も。野で揺れる花も。あなたの一票に託されているのは無数の命」とツイートしました。

そのとき、「日本に住む外国人も」と付け加えてRTしてくださった方がいました。それで、今回フロドへインタビューすることにしました。

ぜひ、投票できるお友だちに、フロドの気持ちを伝えてくださいね。

たのみます!

 

▼こちらのブログもお読みください。(7月4日掲示)

投票することを広くよびかけるためのヒントや、素材(ダウンロード)があります。