こんにちは、エネルギー担当の鈴木かずえです。

 

資料は膨大、期間は一か月

原発の再稼働をするかどうかを決める重要な基準について、
原子力規制員会が、あなたの意見を求めています。

いえ、本当に求めているのでしょうか?

今回のパブリック・コメント(意見募集)は、原子炉の新規制基準案についてですが、

その文書は全部で3000ページ以上。

もし、ほんとうに原子力規制委員会が市民の意見を求めているのなら、まず、新規制基準についてわかりやすい資料を用意して、市民が質問できたり、意見を言えたりする会を、とくに原発の地元で開くべきでしょう。

わかりにくい3000ページ以上の文書をウェブサイトに並べて、「御意見は、対象を該当箇所がわかるように、必ず対象となる原子力規制委員会規則、内規等の名称を明記して提出してください」、などというのでは、市民からしっかり意見を出してもらおうと本気で考えているのか疑問に思ってしまいます。しかも募集期間は1か月です。

 

「説明会を」「募集期間の延長を」など意思表示を

とはいえ、再稼働の行方と事故防止のための大事な規制の基準です。
「わかりにくい」「説明会を開くべきだ」「1か月では短すぎる」という意見も含め、意思表示をしていきましょう。

 

 

 

このゴールデンウィークにあなたも一筆

締切は連休明けの5月10日24時です。

グリーンピースでは、次のような観点が重要だと考え、この新規制基準案についてパブリックコメントを出す予定です。

ぜひ、あなたも一筆、出してください。

 

【グリーンピースが重要だと考える観点】

・福島原発事故の原因を含め、未解明な全容の検証を優先し、その結果に基づいて基準作りをすること

・放射能を含む蒸気などを表に出さない事故対策にすること

・安全対策の猶予期間や例外規定を認めないこと(つまり、対策がまだなのに再稼動させたりしない)

また、大飯原発については、パブコメの結果を待たずに新規制基準(骨子)への適合審査が始まっていることに、反対意見を述べたいと思います。

今後5年間で対策をとればいいとされる「猶予期間」や大飯原発の適合審査開始は、地震や津波、テロなどでの過酷事故がここ当分は起こらないという根拠のない前提にたったものです。

 

【パブリックコメントの提出方法】

(1)ウェブのフォームから

電子政府の総合窓口の 「パブリックコメント:意見募集中案件詳細」画面の意見提出フォームへのボタンをクリックし、「パブリックコメント:意見提出フォーム」により提出。

 

(2)郵送・FAXで

こちらより、意見提出様式をダウンロードし、下記に、送付する。

郵送:〒106-8450 東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル原子力規制庁 技術基盤課 パブコメ担当宛て  

FAX:03-5114-2178

 

【グリーンピース・ジャパン提出パブリックコメント案】

 


 

<意見の対象となる案件>

 

「原子力規制委員会設置法の一部の施行に伴う関係規則の整備等に関する規則(案)等について」

 

<意見/理由>

●名前をわかりやすくしてください

東電福島第一原発事故を受けて、重大事故が起こり得ることを前提にした対策へのパブリックコメントだが、上記の題名では、そうとはわかりにくい。「原発の新しい規制基準に対してのパブリックコメント」など、わかりやすい名称で募集をかけるべきだ。

●各地で説明会を開いてください

参考文書のリンクが並び、開くと、数千ページもの規定案がある。すべてを読むのは困難だし、内容もむずかしい。しかしながら、とくに地元住民にとっては命と暮らしに直結する重要な問題である。原発に近い地域で、説明会を開いて、意見を募集すべきだ。

●期間を長くしてください

膨大な項目に関するパブリックコメントでありながら、期間は一か月しかない。期間を延長すべきだ。

●周知を徹底してください

大変重要な案件にも関わらず、パブリックコメントがかけられていることは知られていない。政府広報誌、市町村の広報誌などで周知を徹底すべきだ。

●新しい基準を作る前に、東電福島第一原発事故の原因を究明してください

そもそも東電福島第一原発事故のような重大事故を防ぐ対策をつくるためには、まず事故の原因究明が必要なはず。その結果に基づいた基準づくりをすべきだ

 


 

意見の対象となる案件

新規制基準において新たに要求する機能と適用時期(案)

意見/理由

●安全対策の猶予期間や例外規定を認めないでください

東電福島第一原発事故の原因究明がされてないのだから、現状の対策案で重大事故が防げる保証は全くない。その対策にさえ、猶予期間が認められているが、その対策さえとられていない原発を稼働することになり、二重に事故防止にならない。

大飯原発については、さらにこのパブコメ結果を待たずに新規制の骨子での適合審査が始まっているが、少なくとも、稼働を停止させて、パブコメなどの手続きがすべて終了し、新基準が施行されてから、審査を行うべきだ。


参考サイト

原子力規制委員会 原子力規制委員会設置法の一部の施行に伴う関係規則の整備等に関する規則(案)等に対する意見募集ついて

原子力規制を監視する市民の会 によるパブコメのポイント&提出情報


 

原発事故を繰り返さないために...「原発にもメーカー責任を」

まずは、オンライン署名にご参加ください(バナークリックして20秒でできます)↓


署名の次は→ 無料のアクションキットお申し込みはこちら

「原発にもメーカー責任を」キャンペーン 詳しくはこちら