みなさん、こんにちは。マモさんことエネルギー担当関口です。先日お届けしたトリビア編につづいて、今日は一般公開にさきがけて虹の戦士号の中や暮らしについて密着しますね。

 

ギャングウェイからどうぞ

岸壁と船をつなぐ橋のことを、シップ・クルーたちはギャングウェイとよびます。初めてここを渡った時はなんか胸がドキドキしたのを覚えています。

 

ちなみにこのギャングウェイはクレーンを使って上げ下ろしします。

 

お守りがお出迎え

ギャングウェイを渡ると最初に目に飛び込んでくるのが、先住民族から贈られたというモチーフのペイント。船のお守りだそうです。右手には様々なアクションに使うラフトボートも少し見えています。

さあ、いよいよ船内へ。

Mess Room:食事からミーティングまで

船に入って大概最初に通されるのがこのお部屋。食堂兼ミーティングルーム。メス・ルームと呼ばれています。

普段の食事はこんな感じです。クルーの好みや食習慣に配慮した美味しい食事は虹の戦士号の名物と言っていい感じ。

 

メス・ルームの柱にはエキゾチックな感じの手書きアートが

 

クルー憩いの場

メスの隣にしつらえられているのはラウンジ。クルーたちの憩いの場。私も個人的にこの場所が一番好きです。虹の戦士号の歴史を感じさせる写真や調度品がなんともいい感じ。

ちなみにギターはYAMAHA。

 

虹の戦士号は3回建て。船内は階段で行き来します。

 

けっこう急。

 

ここは艦橋。ここで船を操船しています。写真に写っているアニーは二等航海士。主に海図を見たり計器を見たりしながらキャプテンの下で操船を預かります。いつも笑顔でとても優しい方です。

帆を揚げろ!

港を出ると虹の戦士号は帆をあげて進みます。5つある帆の上げ下げはすべてボタン一つ。

ポパイのような前腕は必要ありません。帆に風をはらんで疾走する虹の戦士号は本当に素敵です。

 

何でも作れるクルーたち

グリーンピースの写真によく使われる横断幕(バナーと呼んでいます)、虹の戦士号を基点に行動を起こす時に使うものはたいていクルーが作っちゃいます。

 これは沖縄の時に撮影したもの。

こちらは網状のシートを使ったネットバナーと呼んでいるもの。これが、

 

こうなります。

このバナーは3月11日に相馬港から福島県沖を南下した際に祈りと希望をこめて掲げられました。

 

14:46分、すべてのクルーが甲板に集まり黙祷、そして献花をもって追悼の時間を持ちました。

 

 船上ヨガ!?

前回の沖縄の時のように一つの場所での滞在が長くなると運動不足になったりなにかと体を動かせずストレスもたまりがち・・・そんな日々にクルーに人気なのが船上ヨガ。

 

ちなみにこの写真は昨年夏に沖縄を訪れた時のもの。いくらクルーでも真冬の福島沖では1〜2名を除いては長袖長ズボンでしたよ。

困った時は

クルーはたいていどんなに船が揺れても普通に過ごしていますが、私のような陸の人間は船が揺れると酔ってしまいます。もうグロッキーという時にクルーのブリットが船酔いの時に船内でもっとも揺れない場所を教えてくれました。

実はここ、ヘリコプターの格納庫となるヘリハンガーと呼ばれるところ。外の空気も吸えて船酔いケアに最適です。ヘリの無い今回は様々な資材が置かれていましたが、船が40度近く傾いても物がしっかり収まっているところはさすが。

 

夕日に向かって帆を張る虹の戦士号。

一緒に航海に出られたら素敵なのですが、せめて世界各地で環境破壊を食い止め今起こっていることを世界中に知らしめる旅を続けているこの船の上にたくさんの人をご招待したいと一般公開を企画しています。日本ではさほどポピュラーでない一般公開ですが、今年のはじめにアルゼンチンで一般公開をした際は、3カ所で開催して合計24,000人もの人が訪問されたそうです。けっこう貴重なこの機会、どうぞお申し込みください!↓↓↓

 

京都での無料乗船イベント、今週末!

今週末、こんな虹の戦士号に体験乗船にいらっしゃいませんか?グリーンピーススタッフ一同、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!こちらから事前予約できますよ。

開催日時:

4月2日(土) 受付:午前9時~12時 午後1時~4時

4月3日(日) 受付:午前9時~12時 午後1時~3時

 

会場:

舞鶴港 第二埠頭4号バース

〒624-0945 京都府舞鶴市喜多1105番1

最寄駅:JR舞鶴線西舞鶴駅

*第2埠頭に駐車場がございます。

参加費:無料

定員:200名(完全予約制)

申込〆切:4月1日午前0時(31日深夜)

 

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虹の戦士号ってどんな船? トリビア編を読む