こんにちは。

北極(Arctic)からのお知らせです。 

毎年夏に、北極の氷が観測史上最小を記録し続けているのをご存知ですか?

凍らない海が広がったことで、その海域にねむる石油や魚などの資源を狙って開発が進もうとしているのです。

そこで、地球に残る最後の手つかずの自然をまもりたいと若手のハリウッド俳優らがグリーンピースとともに立ち上がってくれました!

 

 

ハリウッドスターなど約300万人が賛同

グリーンピースは2012年から「北極を保護区に」というキャンペーンをはじめ、石油開発を行おうとしているシェルなどの石油メジャーに対して開発をやめるように訴えてきました。

この呼びかけに、すでに世界中から約300万人(2013年4月18日現在)の賛同が得られています。

日本からも1145名が賛同してくれています。

賛同してくださったみなさま、ありがとうございます!

その300万人にはポール・マッカートニー、ペネロペ・クルス、ロバート・レッドフォード、レディオヘッドのトム・ヨークを含むオスカー賞受賞者9名、ゴールデングローブ賞受賞者9名、グラミー賞受賞者4名などの著名人も含まれます。

今回、その300万人を代表して、20歳の若手ハリウッド俳優であるエズラ・ミラーさんらがグリーンピースと一緒に行動を起こしてくださいました。

270万人分(カプセル制作時の賛同署名数)すべての名前を「ナノサイズ(超極小サイズ!)」で刻んだ旗を北極点の海底に立てて「北極はどこかの国や企業に属するのではなく、世界中みんなのもの」と宣言するという計画を立てたのです。

その計画を実行し、4月15日に北極点に到着したエズラ・ミラーさんら総勢16名の北極遠征チームは、270万人分の名前が刻まれた旗を海底に立てました。

 

 

北極遠征チームの詳細はこちらのサイトから

http://www.intothearctic.gp/

 

なぜ旗を北極点に

2007年、北極における資源開発権を主張する狙いでロシアが北極の海底にロシア国旗を立てました。

これが北極の資源獲得競争のはじまりを象徴する出来事だったのです。

グリーンピースが北極点の海底に旗を立てたのは、このような動きに世界中の人と一緒に加わるという宣言を意味します。もちろん、資源開発をさせない側としてですが。

 

I Love 北極(Arctic)

今日4月20日、北極点に刻んだメッセージを世界中に広めるために“I Love Arctic”イベントを世界中で開催されました。

こんな感じのスピーチバブル写真を世界中で撮影したり、ハートの形の人文字も作っています。

 



「北極を保護区に」キャンペーンに賛同してくださる方は、以下のリンクから賛同署名にご参加ください(英語)。

http://www.savethearctic.org/ 

 

『北極を保護区に』キャンペーンについてもっと知りたい方は、過去の事務局長ブログをお読みください。

「北極を保護区に」壮大なキャンペーンがはじまる  (2012年6月22日)

北極海の氷面積が最少 – 北極での石油開発を考える (2012年8月28日)

抗議活動はご自由に - オランダで驚きの判決  (2012年10月16日) 

シェルが2013年の北極圏開発を中止 (2013年3月4日)