プレスリリース - 2011-05-20
クジラ肉裁判、5月24日に仙台高裁で控訴審第一回公判
――知る権利はゆずれない
グリーンピース・ジャパンの佐藤潤一と鈴木徹に関するクジラ肉裁判(注1)の仙台高等裁判所における控訴審第一回公判が、来週24日(火)13時30分から開廷します。
2010年9月6日に青森地方裁判所で下された判決では、佐藤と鈴木に懲役1年、執行猶予3年が言い渡されていますが、両名は「知る権利はゆずれない」として即日控訴しています。
また、2010年12月22日に水産庁は、調査捕鯨船から不正にクジラ肉を無償で受け取っていたことを認め、水産庁の職員5名を懲戒処分(注2)としました。佐藤らの告発行為に、さらなる正当性が認められたことが、高裁の判断にどのような影響をもたらすのかにも注目されます。
なお、一部新聞報道で報道されたグリーンピースが仙台高裁で「無罪主張を撤回していく」ということは事実ではありません。地裁での主張と変わらず無罪主張をしていきます。
公判後の記者会見は、Ustreamでインターネット中継を予定しています。
日本語:http://www.ustream.tv/channel/gpjshow
英語:http://www.ustream.tv/channel/gpjshow02
【2011年5月24日(火):クジラ肉裁判 @仙台高等裁判所】
13:00~ 仙台高等裁判前でメッセージ(「知る権利はゆずれない」)が書かれたバナーを掲げてアピール 13:30~ 控訴審第一回公判 開廷 17:00~ 記者会見(※記者会見の開始時間は、公判により変更になる場合もあります) 登壇者:弁護士・只野靖氏、弁護士・日隅一雄氏、グリーンピース・ジャパン事務局長・佐藤潤一
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■クジラ肉裁判について詳しくはこちら
注1)クジラ肉裁判:グリーンピース・ジャパンの佐藤潤一と鈴木徹が調査捕鯨におけるクジラ肉の横領疑惑を追及する中で、公的機関に告発するために横流しの証拠としてダンボール箱入りのクジラ肉を確保したことにより、2008年7月11日に窃盗・建造物侵入罪で青森地裁に起訴された事件の裁判。青森地方裁判所は2010年9月6日、懲役1年執行猶予3年の有罪判決を下し、即日控訴。
注2)水産庁の謝罪に関するグリーンピースのプレスリリース(2010年12月24日)
お問い合わせ:国際環境NGOグリーンピース・ジャパン