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2008/06/28 グリーンピース職員2人の釈放要求の声高まる――日本大使館前では抗議活動と座り込みも

プレスリリース - 2008-06-28
グリーンピース職員2人の釈放要求の声高まる――日本大使館前では抗議活動と座り込みも

2008年6月28日

【アムステルダム発】調査捕鯨鯨肉横領を追及し、6月20日に青森県警と警視庁公安部に逮捕されたグリーンピース・ジャパンの職員2人の勾留は不当で不要であるとして、世界各国で釈放を求める抗議の声が高まっている。

世界各国の日本大使館前では、グリーンピースが平和的な手段での抗議活動を開始し、グリーンピース・ジャパンの職員2人、佐藤潤一と鈴木徹が釈放されるまで、日本大使館前で座り込みを続けようとの計画をするところもある。

加えて、現在まで、2人の釈放を求める福田首相と高村外相あての17万通以上のeメールが世界中から各国の日本大使館を通じて日本政府に送られている(注1)。

「今回の日本当局の対応は、全く不要なもので、G8サミットを前にした過剰な警備の一環であり、政治的意図があるとしか言いようがない。佐藤潤一と鈴木徹は、調査捕鯨船団が横領した鯨肉が証拠品として獲得され、東京地方検察庁に提出された経緯の詳細を記述した上申書を東京地検に送付し、そのコピーを青森県警にファクスで送っている。彼等2人は、捕鯨鯨肉横領に関わるすべての疑惑への調査へ全面協力を申し出ているにもかかわらず勾留されつづけている。このようなことが許されてはならない」と、グリーンピース・インターナショナル事務局長ゲルト・ライポルドは語る。

「不正を指摘する人々の口をふさぐのでなく、警察は、政府の役人、調査捕鯨関係者、税金で運営されている調査捕鯨から鯨肉を横領した乗組員らを捜査すべきだ。世界中の正義を求める人の力は、不当に勾留されている2人の釈放と、南極海クジラ保護区での不要な捕鯨の停止要求に注がれるべきだ」と、ゲルト・ライポルドは訴える。

注1:福田首相と高村外相への手紙キャンペーン
告発レポート「奪われた鯨肉と信頼 ―『調査捕鯨母船・日新丸』での鯨肉横領行為の全貌」 (PDFファイル2.3MB)
※印刷する場合は白黒をお勧めします。

お問い合わせ:
特定非営利活動法人 グリーンピース・ジャパン
広報担当        城川桂子