プレスリリース - 2010-10-19
浮かび上がる「もっともっと海洋保護区!」
名城公園で海洋保護区の重要性をうったえる巨大メッセージを投影
2010年10月19日
【10月19日 名古屋】名古屋で開催されている国連の生物多様性条約第10回締約国会議 (CBD-COP10)で、海の環境保護が話し合われるのに合わせ、国際環境NGOのグリーンピースは、海の環境保護と持続可能な漁業を両立させる「海洋保護区」の設置を求めて、名古屋城・名城公園にてメッセージを掲げました。
「海洋保護区」とは、海の生態系保護のために海洋生物のえさ場や産卵場など重要な区域での人的活動(漁業や堀削など)を禁止して環境を全般的に保護する取り組みのことです。また、海洋保護区で育った魚などが境界を超えて湧き出す「あふれ出し効果」が世界各地の海洋保護区で実証されており、海の環境保護と同時に持続可能な漁業を保障する解決策として注目されています。
グリーンピースは今回のCBD-COP10で、世界の海の40%を海洋保護区にすることを長期目標とし、そのために2020年までに世界の海の20%を海洋保護区とすることに合意するよう強く求めています。
11機の噴射機から水を煙にしてつくった雲に、
「もっともっと海洋保護区!」「Marine Reserve Now!」と次々にメッセージを映し、
今年築城400年を誇る名古屋城のもと海洋保護の大切さをアピールしました。
もくもくと立ち込める雲に光る魚の絵やメッセージが映し出され、
CBD-COP10の会議場から駆け付けたタイやバヌアツ、ベルギーなどの各国政府役員や名城公園の一般の人々も、
その幻想的なようすを楽しんでいました。
また、集まった人々に「もっともっと海洋保護区!」と書いた大きな旗に署名を呼び掛け、CBD-COP10で海洋保護区が推進されるよう人々の賛同を募りました。
<お問い合わせ>
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン