こんにちは。エネルギー担当の柏木です。
これから、「どちらの道を行く?」シリーズの始まりです。必ずしも明るい話題ばかりではないですが、元気にスタートしたいと思います!
2030年のエネルギーミックスでは、20−22%が原発の電気とされています。
この数字には、どんなマジシャンでも解けなさそうな謎が・・
もともと日本にあった54基の原発のうち、福島第一原発の6基、そして美浜1号機など老朽化した5基の廃炉が宣言されています。残る43基のうち、福島第二原発の4基も稼働の見込みは薄く、また2030年には稼働後40年を迎える原発が21基となるため、その時点で稼働の可能性が残るのは多くても18基。
原発事故前には54基あった原発で、電気全体のうち約25%を発電していました。また、2014年度の発電量に占める原発の割合はゼロだったのに、2030年には20〜22%の電気を原発で発電しようとするなんて、こんな数字のマジック、ありえるでしょうか?
次回ブログでは、原発が動いていない間に、どうやって電気をやりくりしていたか?についてお伝えします。
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