2018/10/12 グリーンピース緊急声明:使い捨てプラスチック製品の規制に向けた第一歩ーー環境省がレジ袋の有料化を義務付けする方針を受けて

プレスリリース - 2018-10-12
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(東京都新宿区)は、本日12日、環境省がプラスチックごみ削減に向け、買い物の際に配布されるレジ袋の有料化を小売店などに義務付ける方針を固めた報道を受け、歓迎するとともに、以下の声明を発表しました。

グリーンピース・ジャパン キャンペーナー 石原謙治

「国連環境計画(UNEP)の報告書によると、日本における一人あたりのプラスチック包装の廃棄量は、アメリカに次ぐ世界第2位(注1)であり、国内の規制を強化する責任があります。環境省が、プラスチックごみ削減に向けて、レジ袋の有料化を義務付ける方針を明らかにしたことは、深刻な海洋汚染の主原因である、使い捨てプラスチック製品を減らすための重要な第一歩だといえます。

現在レジ袋の有料化に消極的なコンビニ業界は、直ちにこの方針に賛同し、使い捨てプラスチック製品の削減に踏み出すべきです。海外では使い捨てのレジ袋配布を禁止している国もあり、使い捨てプラスチック製品を削減するためにはさらなる規制も求められます。今回のレジ袋有料化が、いま大きなうねりとなりつつある使い捨てプラスチック製品削減の動きを後押しし、循環型の社会実現への第一歩となることを期待します


注1)UNEP report “Single-use Plastics: A roadmap for Sustainability”

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