安全上重要なケーブルは、火災の際の延焼などを防ぎ、電源の喪失などにいたらぬよう他のケーブルとは分離させなければなりません。
原子力規制委員会は2013年、東京電力福島第一原発以降の新規制基準で初めてケーブルの分離を明示し、使用前検査でも確認することとしました。しかし再稼働中の原発及び再稼働が近いとされる原発については、調査報告を免除しています。
本ブリーフィングペーパーでは、原⼦⼒規制委員会は規制機関として欠陥があり、その怠慢は特に原発周辺に住む住 ⺠の命を脅威にさらしていることを指摘しています。

また、ケーブルの分離は、国際際的には1970年代から最も重要なことと認識され、現場確認も行われてきました。日本の原子力規制は認識面で世界から数十年遅れていることも批判しています。

 

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編集・発行 国際環境NGOグリーンピース
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