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こんにちは。食と農業の石原です。

7月23日土曜日、グリーンピース・ジャパンはオーガニックイベント、「都会でできるオーガニックな暮らし」を開催しました。

都会に暮らしながら、オーガニックな暮らしをするためにはどうすればいいのか?しばしば自然を求めて都会から脱出したくなる私にとっても、すごく気になるテーマです。

今回のスペシャルゲストは、食と暮らしと環境をまるごと学ぶ「タカコナカムラWhole Foodスクール」を主宰するタカコ・ナカムラさんと、グリーンピース・インターナショナルの科学者でスペインから来日していたレイエス・ティラド。

写真:左から、スペシャルゲストのタカコ・ナカムラさん、グリーンピース本部のレイエス・ティラド、司会をしてくださった数原有希子さん。

渋谷のオーガニックレストラン、デイライトキッチンさんで、オーガニック食材で作られたケーキとドリンクを味わいながら、毎日の暮らしをオーガニックにするヒントを学びました。

写真:米粉のビーガンパウンドケーキ。オーガニックのドライイチジクやナッツがふんだんに使われ、添えられたのは豆腐クリームです。

講師も参加者も一緒に盛り上がったセミナー、内容をレポートします!

健康も美容もダイエットも、すべて農業とつながっている

いきなり質問ですが、あなたがオーガニック野菜に魅力を感じるのは、健康・美容のためですか?環境のためですか?

「健康・美容のため!」と思われた方、多いのではないでしょうか?

タカコナカムラさんのお話では、日本とアメリカでは「健康・美容」と答える人が多く、ヨーロッパでは「環境」と答える人が多いそう。 

しかしタカコさんとレイエスが今回伝えたのは、健康も美容もダイエットもすべて農業とつながっていて、農業は環境へとつながっていること。 

例えば、タカコさんが普段スクールで教える「ホールフード」とは、食や暮らし、農業、環境をまるごと考えて実践することです。

なかでも、タカコ・ナカムラさんの代名詞と言っても良い「ベジブロス」は、家に余っている野菜を皮や切れ端まで捨てることなく全部使って作る、味も良く、栄養価も高いお出汁です。

健康面でもすぐれているベジブロスですが、食材をすべて無駄にせずに使うため、材料にはやはり無農薬野菜を使う方が安全・安心です。このアイデアには、もう一人の講師、レイエスも大賛成。

一方、レイエスは、タイの日系企業によるアスパラガス栽培に使われた化学肥料が、地元の飲料水を汚染し、農業の影響が子ども達を危険にさらしているという話を紹介しました。

調査した水からは、WHO(世界保健機関)の安全基準を3倍も上回る硝酸態窒素が検出されました。摂取した乳児の体内が酸欠状態になり、いわゆるブルーベビー症候群の原因となったりします。

写真:タイで育てられた日系企業のアスパラガス

グリーンピースは科学分析をもとにレポートをつくって、問題を明らかにし、地元の人々が企業や政府に声をあげて、農薬の使用をやめるように活動しました。

消費者が無農薬野菜を買い、それを丸ごといただき、より健康で安全な暮らしを守る。あるいはそういう暮らしを守るために声を上げる。そうした消費者の行動や声が、農薬に依存しない農業を促進させ、より良い環境をつくっていく。私たちの食生活は、農業や環境とつながっていることがわかります。

オーガニックな暮らしのための2つのこと

それでは実際に、都会でオーガニックな暮らしをするために必要なことは何でしょう

タカコさんは2つのことを提案してくださいました。

一つは、有機農業をしている生産者を応援すること

都会にいながら一番簡単にできる応援は有機野菜を購入することです。

有機農家さんが安心して生産するためには、しっかりとした販売先があることがとても大切です。このことは20日に開かれたオーガニックのビジネスセミナーでも熱い議論が行われました。

「日本の有機野菜の流通量は、全体の0.18%と、アメリカやヨーロッパと比較しても非常に少ない。都会で暮らしている中で有機農業をしている生産者を応援することは大切」とタカコさん。

レイエスより「今月新たに発表されたデータによると、アメリカで流通する農産物の15%がいまやオーガニック」という紹介もありました。

工業型の農業のイメージが強いアメリカですが、「オーガニックを選びたい」という人が増えて、消費者も、販売するお店の意識も、変わってきていることがこのデータからもわかりますね。

もう一つは、自然とふれあうこと

都会に緑がない環境の中で、土に触れることは難しいと思うかもしれない。

けれど東京だって、少し離れれば自然がたくさんあります。やはりオーガニックな暮らしをするために、まずは土に触れられるところに行ってみることも大事ですね。

いま、都会でできること。 

セミナーを締めくくるにあたって、「オーガニックな生活をするために、これから何かを始めたいと思った方は、手を上げてください」との司会者の呼びかけに、多くの方が「これから何かをやりたい」と手を上げてくださいました。

大切なのは、都会にいたって、誰もが有機野菜を買うことができて、生産者さんを応援できること。

身近なスーパーや生協に、オーガニック野菜を増やし、生産者が環境にやさしい農業に転換できるように声を届けませんか?

「有機を増やして!」いますぐ署名で伝える >

この「GOオーガニック」キャンペーンは、今回のタカコさんとのお話とも直結し、やはり「みんな地球のことを思ってつながっている」のだと実感しました。

参加してくださった方々、ありがとうございました!

開催決定 8月にもイベントやります!

グリーンピース・ジャパンは、8月28日(日)に東京三鷹にある完全オーガニックの吉田農園で、体験型ワークショップを開催します。ぜひイベントを活用して、タカコさんもおすすめしていた「土に触れる機会」を楽しんでくださいね。

「都会でできるオーガニックな暮らし 家族で楽しむ収穫体験」

日時:2016年8月28日(日)14:00 – 17:15(受付開始13:30)

場所:吉田農園東京都三鷹市牟礼2丁目17

参加費:1名3,000円(中学生以上)、2人目から半額、小学生以下無料

定員:18名(先着順)

お申し込みは8月6日配信予定のメールマガジンとフェイスブックイベントページでご案内予定です。ご期待ください。

>>メールマガジンのご登録はこちらから


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